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ビタミンB1について

ビタミンB1は、神経系と精神状態に良い影響をもたらす事から別名『神経のビタミン』とも呼ばれています。


また、ビタミンB群には相助作用があるため、個々に摂った時よりも全部一緒に摂った時の方が効果が大きいです。特にビタミンB1はビタミンB2、B6と等量摂取した場合、最も効果があります。


【ビタミンB1の性質】
ビタミンB1は水に溶けやすく(水溶性)、加熱調理による損失が大きいです。しかし、酸性では安定しているという特質もあります。


【ビタミンB1の効能・効果・生理機能(働き)】
■神経系(中枢神経及び末梢神経)、心臓、筋肉の機能を正常に保つ。
■脳と中枢神経の働きを良くしイライラを鎮める。
■脂質や糖分を代謝するので、疲労物質(乳酸)が作られるのを防ぐ。また、乳酸を分解して疲労を和らげる(B1,B2,ナイアシンの相乗効果による。)
→重労働・立ち仕事・長時間のスポーツトレーニングをする人は充分に摂取した方が良い。
■消化液の分泌を促進する(特に炭水化物の消化を助ける)。
■ブドウ糖を分解し、エネルギーに変わるのを助ける。
■飛行機酔いや船酔いなど、乗り物酔いを防ぐ。
■手術後の痛みを和らげる。


【発見の歴史】
ビタミンB1の発見者はポーランドのフンクです。1911年に、フンクが米ぬかから分離した脚気予防因子を『ビタミン』と命名。その後1926年、オランダのヤンセンが純粋な化学物質の結晶として分離し『ビタミンB1』と名づけたのが始まりです。

化学名はチアミンといいます。


【ビタミンB1の摂取量】
日本人の栄養所要量(推奨量)は、以下の通りです。
■男性 1.1mg
■女性 0.8mg (妊婦は+0.1mg、授乳婦は+0.3mg)

ビタミンB1のRDA(アメリカ政府が定めた「1日あたりの摂取勧告量」)は1.0~1.5mg(妊娠中、授乳中の女性は1.5~1.6mg)です。


【ビタミンB1を多く含む食品】
ビタミンB1を多く含む食品(食べ物・食材・料理・野菜・くだもの・肉)は以下のようなものです。

■小麦胚芽:1.82mg
■むきゴマ:1.25mg
■パセリ(乾):0.89mg
■落花生(乾):0.85mg
■大豆(乾):0.83mg
■うなぎ(蒲焼き):0.75mg
■豚ロース(生):0.69mg
■玄米:0.41mg(※白米はB1を多く含む胚芽部分が失われている。胚芽部分には約66%のB1が含まれている。)
■レバー(生):鳥0.38mg/豚0.34mg/牛0.22mg
■脱脂粉乳:0.30mg
■ニンニク(生):0.19mg (※ガーリックパウダーは0.54mg)
■干しぶどう:0.12mg
■アボガド・温州みかん:0.10mg
(含有量(mg)/可食部100g当たり)


【ビタミンB1の欠乏症と過剰摂取】
ビタミンB1が欠乏すると、以下のような症状が出る可能性があります。

■気分がふさぐ
■無気力
■うつ状態
■記憶力が落ちる
■集中力や協調性がなくなる
■動悸、息切れ、心臓肥大
■脚気。反射神経の異常
■手足のむくみ

ビタミンB1を過剰に摂取すると、以下のような症状が出る可能性があります。

■発疹
■浮腫
■神経過敏
■脈拍の増加
■アレルギー

ただしビタミンB1は水溶性のため、過剰に摂取された分はすべて排泄されるので、体の組織や器官内にたまることはありません。従って、このような症状は稀なケースといえます。

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