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ビタミンB12について

ビタミンB12とは、脊髄で赤血球を作る働きを助ける作用があるため、別名『造血のビタミン』とも呼ばれています。


葉酸とともに遺伝子を構成する核酸の合成に関わっているため、ビタミンB12や葉酸が不足すると、赤血球の生産に異常をきたし「悪性貧血」が引き起こされます。(悪性貧血とは、鉄分不足による貧血とは区別されます)また、他のビタミンB郡だけでなく、ビタミンA・E・Cとも相乗的に働きます。


【ビタミンB12の性質】
水に溶けやすい性質を持っています。またビタミンB12は、弱酸で熱に安定しているが、強酸・アルカリ・光で分解されるという特質があります。


【ビタミンB12の効能・効果・生理機能(働き)】
■赤血球の生産に働き悪性貧血を防ぐ
■中枢神経や末梢神経を正常に働かせる
■集中力・記憶力を高める


【ビタミンB12の発見の歴史】
ビタミンB12の発見者は、アメリカのフォルカースとイギリスのスミスです。動物の肝臓に含まれている、葉酸以外の抗貧血因子が乳酸菌増殖因子だということを発見した彼らは、この因子を肝臓から結晶として分離することに成功し、これを『ビタミンB12』と命名しました。

化学名は、コバラミンといいます。


【ビタミンB12の摂取量】
日本人の栄養所要量(推奨量)は、以下の通りです。
■成人 2.4μg (妊婦、授乳婦は+0.2μg)

ビタミンB12のRDA(アメリカ政府が定めた「1日あたりの摂取勧告量」)は2μg(妊娠中は2.2μg、授乳中は2.6μg)です。※単位:μg(マイクログラム)


【ビタミンB12を多く含む食品】
ビタミンB12を多く含む食品(食べ物・食材・料理・野菜・果物・肉)は以下のようなものです。

■干し海苔:77.6μg
■ごまめ:64.5μg
■鮭(すじこ):53.9μg ※イクラ:47.3μg
■牛レバー(生):52.8μg
■アサリ(生):52.4μg
■はまぐり(佃煮):45.4μg
■鳥レバー(生):44.4μg
■生牡蠣:28.1μg
■豚レバー(生):25.2μg
■プロセスチーズ:3.2μg
(含有量(μg)/可食部100g当たり)
※肉、魚、貝、乳製品などの動物性食品に多く、植物性食品にはほとんど含まれないのが特徴です。


【ビタミンB12の欠乏症と過剰摂取】
ビタミンB12が欠乏すると、以下のような症状が出る可能性があります。

■悪性貧血になる
■神経過敏になる
■集中力や記憶力の低下
■動脈硬化
■心筋梗塞
■舌炎や味覚の低下
■食欲不振や下痢(消化器官に悪影響が出る)
■動悸,息切れ
■体がだるくなる
■手足の痺れや痛み

ビタミンB12の過剰症は、特に認められていません。

ビタミンB12は水溶性のため、過剰に摂取された分はすべて排泄されるので、体の組織や器官内にたまることはありません。

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