ビタミンB2について
ビタミンB2は、皮膚や粘膜を健康に保ち、肌荒れやニキビを防ぐ事から、別名『美容のビタミン』と呼ばれています。また、脂肪の代謝を促進する事から『脂肪のビタミン』とも呼ばれ、ビタミンB1とともに摂取したカロリーの燃焼に働きます。
ビタミンB群には相助作用があるため、個々に摂った時よりも全部一緒に獲った時の方が効果が大きいです。
特にビタミンB1,B2,B6と等量摂取した場合、最も効果があります。
【ビタミンB2の性質】
水に溶けやすく(水溶性)、酸性で安定しています。またビタミンB2は、調理の熱には強いが、光(特に紫外線)とアルカリに弱いという特質もあります。(※ビタミン剤が茶色の瓶に入っているのはこのためです。)
【ビタミンB2の効能・効果・生理機能(働き)】
■糖質、脂質、たんぱく質の代謝を促進する
■健康な髪、皮膚、爪を形成する
■動脈硬化を予防する
■目の疲れを取る
■肌荒れやにきびを防ぐ
■粘膜を保護する
■解毒作用がある
【発見の歴史】
1926年アメリカのシャーマンが、ビタミンBから熱で壊れやすい物質と壊れにくい物質を分離する事に成功しました。翌年、これらが『ビタミンB1,B2』と名付けられました。1933年には、牛乳から分離した黄色色素がビタミンB2と同じ物質であると証明されました。
化学名はリボフラビンといいます。
【ビタミンB2の摂取量】
日本人の栄養所要量(推奨量)は、以下の通りです。
■男性 1.2mg
■女性 1.0mg (妊婦は+0.2mg、授乳婦は+0.3mg)
ビタミンB2のRDA(アメリカ政府が定めた「1日あたりの摂取勧告量」)は1.2~1.7mg(妊婦は1.6mg、授乳婦は1.7~1.8mg)です。
【ビタミンB2を多く含む食品】
ビタミンB2を多く含む食品(食べ物・食材・料理・野菜・果物・肉)は以下のようなものです。
■豚レバー(生):3.60mg ※スモークレバー:5.17mg
■干し海苔:2.68mg
■舞茸(乾):1.92mg
■鳥レバー(生):1.80mg
■即席中華麺(油揚げ):1.67mg
■脱脂粉乳:1.60mg
■ひじき:1.10mg
■アーモンド(乾):0.92mg
■小麦胚芽:0.71mg
■パルメザンチーズ:0.68mg
■糸引き納豆:0.56mg
■卵(生):0.43mg
■モロヘイヤ(生):0.42mg
■しそ(葉):0.34mg
■牛乳:0.15mg
(含有量(mg)/可食部100g当たり)
【ビタミンB2の欠乏症と過剰摂取】
ビタミンB2が欠乏すると、以下のような症状が出る可能性があります。
■口唇炎,口角炎,口唇炎,舌炎など、口の中や周りの炎症が起こる
■角膜炎になる
■眼精疲労が起こる(目が充血したり光が眩しく感じる)
■動脈硬化が進む
■成長期の場合は発育が止まる
ビタミンB2を過剰に摂取すると、以下のような症状が出る可能性があります。
■かゆみや痺れなどの症状を伴う事があります。
ただしビタミンB2は水溶性のため、過剰に摂取された分はすべて排泄されるので、体の組織や器官内にたまることはありません。従って、このような症状は稀なケースといえます。