医療レーザー治療とは
医療レーザー治療とは、ある「単一の波長」からなるレーザー光線を照射することによって治療的効果を出す方法です。
医療レーザー治療の対象となる病気は多数存在します。また治療に使用するレーザー機器も多くの会社から販売されています。ですから、あなたが医療機関のサイトで様々な種類のレーザー機器情報を見ると、きっと目がクラクラすることでしょう。
しかしご安心下さい。組み合わせは無数にありますが、その基本はシンプルです。どの病気にどんなレーザー機器を使用するかについては、要素は2つです。
(1)レーザー光線の波長(nm:ナノメーターで表す)
どんな原理でレーザー光線が作られるのかによって、その呼び名が変わります。またそれぞれによって、固有の波長が決まっています。
■ダイレーザー(585〜595nm)
■ルビーレーザー(694nm)
■アレキサンドライトレーザー(755nm)
■ダイオードレーザー(800nm)
■ヤグレーザー(1064nm)
■炭酸ガスレーザー(10600nm)
(2)パルス幅(レーザー光線を照射する時間の長さ)
レーザー照射で破壊したい対象物が小さければ短いパルス幅、大きければ長いパルス幅となります。
この2つを併せて考えると、病気に用いるレーザー機器の組み合わせはこのようになります。
【色素性疾患(しきそせいしっかん)】
メラニン色素が皮膚の中で増えることが原因の病気のことを指します。青あざ(太田母斑など)、茶アザ(扁平母斑など)、シミ(老人性色素斑)などです。
★ルビーレーザー
★アレキサンドライトレーザー
★ヤグレーザー
※青あざ(太田母斑、異所性蒙古斑など)に対しては、レーザー光線の照射時間が極端に短い「Q-スイッチ付きレーザー機器」が必要です。
【皮膚血管腫(ひふけっかんしゅ)】
細かい血管が異常に増殖することによって皮膚が赤く見える病気を指します。
★ダイレーザー
(★ヤグレーザー)
【医療レーザー脱毛】
★アレキサンドライトレーザー
★ダイオードレーザー
(★ヤグレーザー)
【小腫瘤の焼灼のための医療レーザー治療】
★炭酸ガスレーザー
医療レーザー機器の名前だけを見てしまうと混乱しますが、レーザーの種類そのものに注目してみると分かりやすいと思います。