パントテン酸について
パントテン酸は、糖質・脂質・たんぱく質等の代謝を促進する補酵素としての働きがあるため、別名『ダイエットのビタミン』とも呼ばれています。
パントテン酸は、ストレスを緩和する副腎皮質ホルモンの働きを促進する働きもあります。また腸内細菌によって体内で合成され、ビタミンCが皮膚の傷を回復させる時等に、パントテン酸はその働きを助けます。
【パントテン酸の性質】
ビタミンB群の一つで、水に溶けやすい性質を持っている(水溶性)。またパントテン酸は、アルコールやカフェインによって消耗されてしまうという特質もあります。
【パントテン酸の効能・効果・生理機能(働き)】
■副腎皮質ホルモンの生成に働く
■自律神経伝達物質を作る
■糖質・脂質・たんぱく質の代謝を促進する
■善玉コレステロールを増やす
■免疫力を高める
■薬の副作用を軽くし毒性を減らす
【パントテン酸の発見の歴史】
パントテン酸の発見者は、アメリカのウィルディアスです。1901年アメリカのウィルディアスが、酵母の生育因子である「ビオス」を発見しました。このビオスは、複数の物質から構成されていることが判明し、その中でも特に生物が広く利用する酸性因子を「パントテン酸」と命名しました。
化学名もパントテン酸といいます。
【パントテン酸の摂取量】
日本人の栄養所要量(推奨量)は、以下の通りです。
■成人 5mg (妊婦は+1mg、授乳婦は+4mg)
RDA(アメリカ政府が定めた「1日あたりの摂取勧告量」)は10mgです。
【パントテン酸を多く含む食品】
パントテン酸を多く含む食品(食べ物・食材・料理・野菜・果物・肉)は以下のようなものです。
■鳥レバー(生):10.1mg
■干ししいたけ:7.93mg
■挽きわり納豆:4.28mg
■ごまめ:.3.74mg
■タラコ:3.68mg
■にじます(焼き):2.98mg
■そば粉(表層粉):2.60mg
■落花生(乾):2.56mg
■ほんしめじ:1.97mg
■モロヘイヤ(生):1.83mg
■えんどう豆(乾):1.74mg
■黒砂糖:1.38mg
■玄米:1.36mg
■小麦胚芽:1.34mg
(含有量(mg)/可食部100g当たり)
【パントテン酸の欠乏症と過剰摂取】
パントテン酸が欠乏すると、以下のような症状が出る可能性があります。
■手足のしびれが起こる
■髪につやがなくなる
■ストレスに弱くなり、疲れやすくなったり風邪を引きやすくなる
■血圧が低下する
■体重が減少する
■食欲不振になる
パントテン酸は水溶性のため、過剰に摂取された分はすべて排泄されるので体の組織や器官内にたまることはありません。