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ビタミンAについて

ビタミンAは、目の健康に深く関わる栄養素なので、別名『目のビタミン』とも呼ばれています。


ビタミンAには、既にビタミンAの形になっている『レチノール』と呼ばれるもの(動物性食品にだけ含まれる)と、体内で必要に応じてビタミンAに変換される『βカロチン』(植物性,動物性食品両方に含まれる)の2種類があります。(※βカロチンがビタミンAに変わるのは、重量比の1/6と言われています。)

変換しないβカロチンは抗酸化作用があり、活性酸素から体を守り悪玉コレステロールを減少させる働きがある事から、ビタミンC,Eとともに『抗酸化ビタミン』と呼ばれています。ビタミンAは多量に摂取すると過剰症を発症する恐れがありますが、βカロチンにはその心配はありません。


【ビタミンAの性質】
脂溶性で、酸化されやすい性質です。またビタミンAは、熱には安定しているという特質もあります。


【ビタミンAの効能・効果・生理機能(働き)】
■目、皮膚、髪、粘膜などを健康に保つ
■免疫機能の維持
■成長を促進する
■薄暗くても光の強弱を感じる(暗順応)
■視力を保つ
■粘膜のガンの抑制
■生殖機能の維持


【ビタミンAの発見の歴史】
ビタミンAの発見者は、アメリカのマッカラムです。元々は、1906年イギリスのホプキンスが、牛乳の中にネズミの成長を促進させる物質がある事を示唆した事に始まり、1915年にマッカラムが、この物質から脂溶性の成分を分離し、脂溶性の物をA・水溶性の物をBと名付ました。これが後に、ビタミンAと呼ばれるようになりました。

化学名はレチノールといいます。


【ビタミンAの摂取量】
日本人の栄養所要量(推奨量)は、以下の通りです。
■男性 600μg
■女性 540μg(妊婦は+60μg、授乳婦は+300μg)

ビタミンAのRDA(アメリカ政府が定めた「1日あたりの摂取勧告量」)は、800~1000μg(妊娠中、授乳中は+400~500μg)です。


【ビタミンAを多く含む食品】
ビタミンAを多く含む食品(食べ物・食材・料理・野菜・果物・肉)は以下のようなものです。

■鳥レバー(生):14000μg
■豚レバー(生):13000μg
■干し海苔:3600μg
■うなぎ(養殖・生):2400μg ※蒲焼き:1500μg
■抹茶:2400μg
■パセリ(乾):2300μg
■アナゴ(蒸し):890μg
■しそ(葉・生):880μg
■ほうれん草:700μg
■無塩バター:790μg ※有塩:510μg
■人参(生):760μg
■卵黄(生):450μg
■クリーム(乳脂肪):390μg
(含有量(mg)/可食部100g当たり)


【ビタミンAの欠乏症と過剰摂取】
ビタミンAが欠乏すると、以下のような症状が出る可能性があります。

■夜盲症になる
■眼(角膜)乾燥症になる
■光が眩しく感じる
■肌が荒れる
■爪がもろくなる
■風邪をひきやすくなる
■抜け毛が増える
■食欲不振になる(胃腸が弱る)
■粘膜のガンにかかりやすくなる

ビタミンAを過剰に摂取すると、以下のような症状が出る可能性があります。

■頭痛
■吐き気
■発疹
■肩こり
■関節痛
■疲労感が生じる
■妊婦の場合は、胎児に奇形があらわれる危険性がある
(過剰摂取の目安は、毎日15000μg以上)

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