皮膚の色・アザの色は「ナニ」で決まる?
私たちが普段目にしている「皮膚の色」って、何でこういう色をしているか考えたことありますか?
血色の良い肌を作っているのは皮膚の中の「血管」です。
白人、黄色人種、黒人といった具合に、人種による皮膚の黒さを変えているのはメラニン色素です。メラニン色素は「色素細胞(しきそさいぼう)」によって作られます。
実はこの色素細胞、人種によってその数に違いはないんですね。つまり白人と黒人の皮膚における色素細胞の数は同じなんです。(私自身、このことを大学で習う前まで、黒人の方が多いと思ってました)
違うのはメラニン色素の「大きさ」と「数」!
白人に比べて黒人は、メラニン色素が「大きく」、その数も「多い」ため皮膚が黒く見えるという訳なんです。普段我々の皮膚を、「健康的な日本人らしい肌色」に見せている正体。それが「血管」と「メラニン色素」です。
では「アザ」はなぜ皮膚と違った色に見えるのでしょうか?
「太田母斑(おおたぼはん)」の青黒い色調。これは過剰に増えたメラニン色素が原因です。メラニン色素はそもそも「黒色」ですが、その増え方と増える部位によって見え方が違ってくるんですね。
◆メラニン色素が通常より少々増えた状態。これが「茶色に見える部分」です。
◆メラニン色素が通常よりかなり増えた状態。これが「黒色に見える部分」です。
◆メラニン色素が皮膚の深いところで増えた状態。これが「青く見える部分」です。
同じ太田母斑の方でも色調が違うのは、こういう原因なんですね。当然、茶色が多くて青い部分が少ない太田母斑の方ほど、治療も早く終わります。
では、いわゆる赤アザは何で赤く見えるのでしょうか?
答えは、メラニン色素と共に皮膚の色を作っているもう1つの要素である 「血管」が原因です。血管が正常な皮膚と比べて異常に増殖しているため、その赤みが赤アザとなってみえる訳です。
このように「アザ」と一言でいっても、その原因は様々です。ですから、皮膚の内部から消し去りたい標的物(メラニン色素・血管)に応じて、医療レーザー機器も使い分けなければならない、ということです。