出産後、急激に増えたシミとは?
「出産後に増えたシミ」についてご質問をいただきましたので、今回はそれにお答えします。
************* ご質問 ****************
九州在住の○○○○と申します。ちなみにレーザーの本も送っていただきました。ありがとうございました。
私は現在37歳、1年前に出産を終え、気付いたら、顔にはシミが沢山・・・
以前からくすみは気になっていたのですが、更にシミまで…
今からは子供の成長と共にシミも年々増えていくのでしょうが、今のまま何もしないのは耐えられない!こんな私の顔からシミとくすみを無くす事はできるでしょうか?
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患者さんが「シミ・くすみ」と考えている場合、以下のような症状のことが多いです。
◆色調の「淡い」老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん)
◆色調の「濃い」老人性色素斑
◆雀卵斑(じゃくらんぱん):そばかすのことです
◆肝斑(かんぱん)
今回のご質問では「出産後にシミが激増」とのことですから、「肝斑が発症した」もしくは「以前からの肝斑が悪化した」のではないでしょうか。
肝斑とは、おもに女性ホルモンの影響で顔に出てくるシミです。
発症する部位が特徴的で、「こめかみ」、「頬」、「目の下」、「上唇(うわくちびる)」などに、左右対称性に出てきます。
妊娠、出産、経口避妊薬の内服などで発症もしくは悪化することが多いため、女性ホルモンとの関連が考えられています。
またその他、肝斑を悪化させる要因として「紫外線」、「合わない化粧品」、そして「不適切な刺激(こする、マッサージなど)」があります。
ですから治療の大原則は、「徹底的な遮光」です。紫外線にお肌を無防備にさらさないということです。
これが徹底されていないと、どんなにいい治療を行っても効果が出ないですからね。要注意ですよ。
ちなみに医療レーザー治療は肝斑に対しては逆効果です。レーザー照射後に、期待とは反対に色調が濃くなってしまうのです。
そのような理由から、肝斑の治療は薬を使った治療になります。
◆内服療法:ビタミンC、トラネキサム酸など
◆外用療法:トレチノイン療法、ビタミンCローションなど
いずれにしても肝斑の治療は長期戦です。
治療効果が安定するまでに3〜6ヶ月はかかりますので、根気よく治療しましょう!