医療レーザー治療のターゲットとリスクの関係とは?
「医療レーザー治療というのは魔法のような技術で、何でもキレイに治って肌色に戻るもの」と思っていませんか?
このブログをお読みの勉強熱心な読者さんは、このような誤解をされていないと思います。ですが、念のため今回お話しさせて頂きますね。
医療レーザー治療とは「レーザー光線を照射しターゲット(標的物)に吸収させることによって、そのターゲットを破壊する」治療方法です。
レーザー光線はターゲットに吸収されると「熱エネルギー」に変わります。その熱エネルギーの力で、ターゲットが破壊されるわけです。
効果を発揮するのは熱エネルギーですから、その扱いは慎重にならなくてはいけません。というのも、熱を与えすぎれば、治療上、必要のない「ヤケド」を起こしてしまうからですね。
実はこのヤケドが医療レーザー治療の中で最も大きなリスクなのです。
ではこのリスクの大小は、何によって決まってくるのでしょうか?
それは「ターゲットとする組織の大きさ」です。
なぜなら、大きい組織を破壊しようとすればする程、より大きな熱エネルギーが必要だからです。
医療レーザー治療は大きく3つに分けられます。それぞれのターゲットを見てみましょう!
★色素性疾患(しきそせいしっかん)を対象とした治療
例)青黒いアザ(太田母斑:おおたぼはん)
いわゆるシミ(老人性色素斑:ろうじんせいしきそはん)
→→→→ 【 ターゲットは「メラニン色素」 】
★血管腫(けっかんしゅ)を対象とした治療
例)赤あざ(単純性血管腫:たんじゅんせいけっかんしゅ)
赤ら顔(毛細血管拡張症:もうさいけっかんかくちょうしょう)
→→→→ 【 ターゲットは「血管」 】
★医療レーザー脱毛
例)「わきの下」や「スネ」のむだ毛を脱毛するため
→→→→ 【 ターゲットは「毛」 】
この中で何が一番大きな組織でしょうか?
もちろん「毛」ですよね。ですから、医療レーザー脱毛が最もリスクが高いということになります。
何といっても、肉眼でも確認できるような大きさの「毛」を破壊しようというものですからね。
そのために必要なエネルギーの強さといったら、すごいですよ!!
でも、もちろんリスクをコントロールする方法がそれぞれの治療法において確立されていますので、ご安心下さいね。
別に脅かすために記事を書いた訳じゃないですから(^-^;;。
皆さんに「医療レーザー治療の基本」について理解して頂きたかったので、今回はターゲットとリスクの関係をお話しさせて頂きました。