マグネシウムについて
マグネシウムは、体内に存在する物のうち半分以上が骨を作る組織になるため、別名『骨のミネラル』とも呼ばれます。
また、マグネシウムは、カルシウムとバランスを取りながら体の代謝を促進したり精神の平静を保つ働きがあるので、カルシウムと一緒に摂取するのが望ましい(マグネシウムとカルシウムの摂取比率は1:2が良い)とされています。
【マグネシウムの性質】
成人体内に約30gあります。また、マグネシウムの約70%は骨に含まれていますが、筋肉・脳・神経にも存在しています。
【マグネシウムの効能・効果・生理機能(働き)】
■たんぱく質の生成を助ける
■筋肉や心臓の働きを正常に保つ
■骨の代謝を維持する
■精神を安定させる
■酵素が行うエネルギー代謝を促す
■血小板が固まるのを防ぐ
■体温や血圧を維持する
■歯にカルシウムを沈着させる
■腎臓などにカルシウムが沈着するのを防ぐ
マグネシウムは、カルシウムと一緒に摂る時は、1:2の比率で摂ると良い。
【マグネシウムの発見の歴史】
1755年、イギリスのブラックによりマグネシウム元素を発見されました。1808年には、イギリスのデイビーがマグネシウム元素を分離する事に成功しました。
【マグネシウムの摂取量】
日本人の栄養所要量(推奨量)は、以下の通りです。
■男性 310mg
■女性 250mg (妊婦は+35mg)
※上限量:男女とも700mg
マグネシウムのRDA(アメリカ政府が定めた「1日あたりの摂取勧告量」)は250~350mg(妊娠中、授乳中の女性は300~355mg)です。
※アルコール中毒症の人はマグネシウムが欠乏しています。アルコールを大量に摂取する人・激しい運動をする人・ストレスの多い人は、積極的に摂取する事をお勧めします。
【マグネシウムを多く含む食品】
マグネシウムを多く含む食品(食べ物・食材・料理・野菜・果物・肉)は以下のようなものです。
■乾燥わかめ:1100mg
■ひじき(干し):620mg
■かぼちゃの種(炒り・味付け):530mg
■炒りゴマ:360mg
■そば粉(表層粉):340mg
■小麦胚芽:310mg
■焼き海苔:300mg
■玄米:290mg
■きな粉:240mg
■湯葉(干し):200mg
■脱脂粉乳:110mg
■あさり(生):100mg
(含有量(mg)/可食部100g当たり)
【マグネシウムの欠乏症と過剰摂取】
マグネシウムが欠乏すると、以下のような症状が出る可能性があります。
■神経が不安定になりイライラする
■疲れが取れにくくなる
■手足のしびれや震えが生じる
■筋肉にけいれんが起こる
■動悸や不整脈などの心疾患
■高血圧症になる
■食欲が減退し脱力感が生じる
■うつ状態になる
■こむら返りが起こる
マグネシウムを過剰に摂取すると、以下のような症状が出る可能性があります。
■吐き気を伴う下痢などの症状が出る事があります。
■カルシウムとリンの摂取量が多い人・腎臓に障害がある人は、マグネシウム過剰になるので注意が必要です。