カリウムについて
カリウムは、高血圧の原因となるナトリウムの排泄を促す働きがあるため、別名『バランスのミネラル』とも呼ばれています。
カリウムとナトリウムのバランスが壊れると、神経や筋肉の機能も損なわれます。
【カリウムの性質】
成人体内に約200g含まれています。また、カリウムは骨・脳・肝臓に多く含まれています。
【カリウムの効能・効果・生理機能(働き)】
■体内にある余分なナトリウムを排泄する
■血圧の上昇を抑える
■腎臓で老廃物の排泄を促進する
■筋肉の収縮を円滑にする
■腸や心臓などの働きを正常に保つ
【カリウムの発見の歴史】
カリウムの発見者は、イギリスのデイビーです。1807年デイビーが、植物を燃やして発生した灰から水酸化カリウムを分離する事に成功しました。この元素は、草木灰(potash)に多く含まれる事から『ポタシウム』と名づけられました。ドイツ語のカリウムという名称は、ラテン語・アラビア語で植物の灰を意味する『qali・kalijan』に由来しています。(※デイビーはその数日後に、ナトリウムを発見しました。)
【カリウムの摂取量】
日本人の栄養所要量(推奨量)は、以下の通りです。
■成人 2000mg (授乳婦は+500mg)
カリウムのRDA(アメリカ政府が定めた「1日あたりの摂取勧告量」)は1600~2000mgです。
【カリウムを多く含む食品】
カリウムを多く含む食品(食べ物・食材・料理・野菜・果物・肉)は以下のようなものです。
■干しひじき:4400mg
■切干大根:3200mg
■焼き海苔:2400mg
■しいたけ(乾):2100mg
■ごまめ:1600mg
■インゲン豆(乾):1500mg ※茹で:470mg
■バナナ(乾):1300mg
■小麦胚芽:1100mg
■アーモンド(乾):770mg
■干しブドウ:740mg
■アボカド:720mg
■ほうれん草(生):690mg ※茹で:490mg
■サトイモ(生):640mg ※水煮:560mg
■枝豆(冷凍):650mg ※生:590mg、茹で:490mg
■焼き芋:540mg
■ニラ(生):510mg
■トマトジュース:260mg
(含有量(mg)/可食部100g当たり)
【カリウムの欠乏症と過剰摂取】
カリウムが欠乏すると、以下のような症状が出る可能性があります。
■高血圧になる
■不整脈や心不全などの心疾患
■膀胱マヒや頻尿
■筋力が弱り疲れやすくなる
■手足の痺れやけいれん
■足のむくみ(浮腫)
■食欲不振になる
カリウムを過剰に摂取すると、以下のような症状が出る可能性があります。
■腎臓障害がある場合は高カリウム血症になる
■感覚異常、脱力感、弛緩性麻痺等が引き起こされる
※1日に約18gのカリウムを摂取すると高カリウム血症になります。