塩素について
塩素とは、その最も重要な用途は食塩(塩化ナトリウム)です。また、強い漂白作用や殺菌作用もあるため、塩化ナトリウムなど一部の化合物を除いては人体にとって有毒とされています。
【塩素の性質】
食塩・塩化カリウムとして細胞内外に含まれています。また塩素は、塩酸として胃液中に含まれています。
【塩素の効能・効果・生理機能(働き)】
■胃の中で塩酸として作用する(胃の中の酸度を調節する)
■血液中の酸とアルカリのバランスを調節する
■肝臓の機能を助け、体内の老廃物を除去する
■ペプシンを活性化させ、たんぱく質の消化を促す
【塩素の発見の歴史】
1774年スウェーデンのシェーレが、塩酸と二酸化マンガンを加熱させることによって単体を分離したのが始まりです。それを、1810年イギリスのデービーが元素であると認め、気体が黄緑色だったことからギリシャ語で黄緑色を意味する『Chloros』にちなんで『Chlorine』と命名しました。→※塩素の元素記号はCl
日本語名の「塩素」とは、食塩の主成分であることにより命名されました。
【塩素の摂取量】
日本人の栄養所要量(推奨量)は、特に定められていません。
※毎日の塩の摂取量が普通ならば、塩素は充分に摂れています。
【塩素の欠乏症と過剰摂取】
塩素が欠乏すると、以下のような症状が出る可能性があります。
■消化不良や食欲低下(胃液の酸度が下がるため)
■毛髪や歯が抜ける
※普通の食事で欠乏する事はまずありません。
塩素の過剰摂取による副作用は、特に報告されていません。
塩素は過剰摂取しても、汗や尿で対外に排出されるため体内にたまることはありません。
また、塩素のRDA(アメリカ政府が定めた「1日あたりの摂取勧告量」)も特に定められていません。