コバルトについて
コバルトとは、単体ではなくビタミンB12の一部を構成するミネラルで、骨髄の造血作用に不可欠なミネラルです。造血機能を高める(赤血球の核酸の生成に関与している)ので、悪性貧血を予防します。
また、コバルトを含む食品の情報は少ないが、ビタミンB12が多く含まれている食品を摂取していれば問題はないとされています。ビタミンB12は肉・魚・貝類など動物性たんぱく質に多く含まれているため、ベジタリアンは不足しやすいので注意が必要です。
【コバルトの性質】
ビタミンB12を作る成分として体内に広く分布しています。またコバルトは、鉄より酸化されにくく、酸やアルカリにも強い特質もあります。
【コバルトの効能・効果・生理機能(働き)】
■悪性貧血を予防する
■神経の働きを正常に保つ
【コバルトの発見の歴史】
コバルトの発見者は、スウェーデンのゲオルグ・ブラントです。1737年に、スウェーデンのブラントにより発見されました。1730年ブラントは、鉱山から採掘された鉱石からコバルトを成分とする顔料を精製しました。その後もコバルトの研究を続け、1737年、新しい金属であることを実験により証明しました。
【コバルトの摂取量】
日本人の栄養所要量(推奨量)は、特に定めらていません。
また、コバルトのRDA(アメリカ政府が定めた「1日あたりの摂取勧告量」)も特に定められていません。
【コバルトを多く含む食品】
コバルトを多く含む食品(食べ物・食材・料理・野菜・果物・肉)は以下のようなものです。
■干しワラビ:130μg
■ひじき(干し):87μg
■はまぐり(生):30μg
■いんげん豆:23μg
■うなぎ(肝):22μg
(含有量(mg)/可食部100g当たり)
※ビタミンB12を多く含む貝類・魚・レバー等を摂取していれば特に問題はありません。
【コバルトの欠乏症と過剰摂取】
コバルトが欠乏すると、以下のような症状が出る可能性があります。
■悪性貧血になる
■気分がふさぐ
■イライラする
■消化不良になる
コバルトの過剰摂取に関する報告は、特にありません。