セレンについて
セレンとは、体の中で過酸化脂質を分解する抗酸化酵素の主成分です。そのためセレンは、ガンや老化を予防する働きがあり、ガン以外の様々な病気にもその効果が研究されているミネラルです。
同じく抗酸化作用を持つビタミンEと一緒に摂ると、より効果的と言われています。
【セレンの性質】
活性酸素による酸化を抑える働きがあります。またセレンは、ビタミンEの働きを助ける性質があります。
【セレンの効能・効果・生理機能(働き)】
■抗酸化作用がある(過酸化脂質の増加を抑える)
■免疫力を高める
■血管の老化を防ぐ
■更年期障害の症状を改善する
■ガンの発生を抑制する
【発見の歴史】
セレンの発見者は、スウェーデンのベルセリウスとガーンです。1817年、ベルセリウスとガーンが硫黄の燃えかすの中からセレンを発見しました。また1957年にはアメリカのシュバルツが、セレン含有量の少ないエサを与えたネズミの肝臓に壊死が起こったことを発見し、その後セレンを含むエサを与えその症状が改善したことから必要性が証明されました。
【セレンの摂取量】
日本人の栄養所要量(推奨量)は、以下の通りです。
■男性 60μg
■女性 45μg(妊婦は+7μg、授乳婦は+20μg)
RDA(アメリカ政府が定めた「1日あたりの摂取勧告量」)は
■男性 70μg
■女性 50μg(妊婦は65μg、授乳婦は75μg)です。
【セレンを多く含む食品】
セレンを多く含む食品(食べ物・食材・料理・野菜・果物・肉)は以下のようなものです。
■カツオ:131μg
■いわし:130μg
■帆立貝:74μg
■牡蠣:50μg
■玄米:26μg
(含有量(mg)/可食部100g当たり)
【セレンの欠乏症と過剰摂取】
セレンが欠乏すると、以下のような症状が出る可能性があります。
■不整脈や動脈硬化が起こる
■発ガン率が高くなる
■更年期障害の症状が増す
■筋力が低下する
■男性は精子の数が減少する
■克山病やカシン-ベック病になる(※心筋障害の一種)
セレンを過剰に摂取すると、以下のような症状が出る可能性があります。
■吐き気や下痢など、消化器の機能が低下する
■爪に異常(変形や爪がもろくなる等の症状)があらわれる
■抜け毛・ふけが増える