モリブデンについて
モリブデンとは、鉄の働きを促す酵素の主要成分で、別名『血のミネラル』とも呼ばれています。
またモリブデンは、体にとって有毒な物質を分解する酵素の成分の一つでもあり、尿酸の代謝を助けたり、体内の銅の排泄を促すなどの働きがあります。
【モリブデンの性質】
肝臓や腎臓などで酵素の働きを助けてくれる超微量元素です。またモリブデンは、体にとって有毒な物質を分解する酵素(アルデヒド酸化酵素・キサンチン酸化酵素など)の一成分という特質があります。
【モリブデンの効能・効果・生理機能(働き)】
■糖質・脂質・尿酸の代謝を助ける
■鉄の利用を助ける(造血作用がある)
■銅の排泄を促す
■神経を正常に保つ
【モリブデンの発見の歴史】
モリブデンの発見者は、スウェーデンのシェーレです。1778年、スウェーデンのシェーレにより発見されました。また1781年には、イェルムにより単体分離に成功しました。
【モリブデンの摂取量】
日本人の栄養所要量(推奨量)は、以下の通りです。
■男性 30μg
■女性 25μg
※上限量:男性300μ/女性:240μg
RDA(アメリカ政府が定めた「1日あたりの摂取勧告量」)は特に定められていませんが、75~250μgの摂取が勧告されています。
【モリブデンを多く含む食品】
モリブデンを多く含む食品(食べ物・食材・料理・野菜・果物・肉)は以下のようなものです。
■きなこ:300μg
■大豆:200μg
■落花生:190μg
■枝豆:140μg
■玄米:120μg
(含有量(mg)/可食部100g当たり)
【モリブデンの欠乏症と過剰摂取】
モリブデンが欠乏すると、以下のような症状が出る可能性があります。
■貧血になる
■尿酸の代謝障害が起こる(通風になる可能性が高くなる)
■筋肉の力が低下し、疲れやすくなる
※普通の食事で欠乏症になる事はまずありません。
モリブデンを過剰に摂取すると、以下のような症状が出る可能性があります。
■銅の排出が促され、銅欠乏症を引き起こす場合がある
※1日5~10mg以上摂取すると毒性があらわれると言われています。