ニッケルについて
ニッケルとは、尿素の分解を促進する酵素に含まれています。
またニッケルは、ビタミンB6と共に核酸やたんぱく質の代謝を助けるほか、様々な酵素を活性化させ細胞分裂を促進させる働きがあるため、亜鉛に似た働きがあると考えられ、様々な研究が進められているミネラルです。
【ニッケルの性質】
鉄族元素の一つです。(鉄(Fe)・コバルト(Co)・ニッケル(Ni)の事を指します。)またニッケルは、耐食性が高くアルカリと作用しない性質があるため、メッキなどの化学器具に多く使われています。
【ニッケルの効能・効果・生理機能(働き)】
■尿素の分解を促進する
■核酸を安定させる
■鉄の吸収を促す
■タンパク質や脂質の代謝を助ける(ビタミンB6とともに働く)
【ニッケルの発見の歴史】
ニッケルの発見者は、スウェーデンのクローンステットです。1751年、クローンステットが単体分離に成功しました。ニッケルの鉱石は銅に似ていながら銅を遊離できなかったために、ドイツの抗夫達の間で『クッフェルニッケル(Kupfernickel:悪魔の銅)』と呼ばれていました。それを、クローンステットがニッケルと名付けました。
【ニッケルの摂取量】
日本人の栄養所要量(推奨量)は、以下の通りです。
■成人 100μg
RDA(アメリカ政府が定めた「1日あたりの摂取勧告量」)は特に定められていません。
【ニッケルを多く含む食品】
ニッケルを多く含む食品(食べ物・食材・料理・野菜・果物・肉)は以下のようなものです。
■ココナツ(乾):1400μg
■青海苔:870μg
■抹茶:740μg
■小豆:440μg
■カシューナッツ:370μg
■きび:220μg
■はとむぎ:160μg
(含有量(mg)/可食部100g当たり)
【ニッケルの欠乏症と過剰摂取】
ニッケルが欠乏すると、以下のような症状が出る可能性があります。
人間の欠乏症の報告例はありませんが、動物実験では
■血糖値が低下する
■血中カルシウム・鉄・亜鉛が減少する
などの症状が確認されています。
ニッケルの過剰摂取症状に関して、特に情報はありません。