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ルコナック爪外用液5% 院内勉強会



本日は昼休みの時間を利用して院内勉強会を開催しました。
主題は「ルコナック爪外用液5%」で、院長およびスタッフが参加しました。

その前に、今日は予約処置日だったので、そちらからご紹介します!
本日も大勢の方にご来院頂けました。
ありがとうございました!

・手術:(複数人)線維腫、ほくろ、エクリン汗孔腫など

・老人性色素斑(シミ):(複数人)レーザー治療
・ほくろ:レーザー治療
・太田毋斑:レーザー治療
・ADM(後天性真皮メラノサイトーシス):レーザー治療

・レーザートーニング(複数人)

・炭酸ガス メソセラピー

・CP-EP(ケミカルピーリング+エレクトロポレーション)(複数人)

・レーザーフェイシャル(複数人)

・医療レーザー脱毛:(複数人)両ワキ、口周囲など

・サーマクールCPT400

ルコナック院内勉強会

それでは「ルコナック爪外用液」についてご紹介しましす。

ルコナック爪外用液の主成分は「ルリコナゾール」です。
ルリコナゾールはすでに「ルリコン軟膏・クリーム・液」という剤形にて発売されています。

ルリコンシリーズ内にも「ルリコン液」がありますが、こちらは同じ主成分であっても「足白癬(足水虫)」のみの適応です。
今回、「爪白癬(爪水虫)」にも効くようにするために、ルコナック爪外用液は「濃度を5倍(1%→5%)」、「爪への浸透性の向上」という改良が加えられ、厚労省から承認を得ることができました。

爪白癬(爪水虫)に保険適応のある外用液は、2014年9月に発売された「クレナフィン爪外用液10%」があります。
主成分は「エフィナコナゾール」です。

「ルリコナゾール」と「エフィナコナゾール」における特性の比較は、以下の通りです。

■白癬菌に対する殺菌力:ルリコナゾール>エフィナコナゾール
■爪組織への浸透力:ルリコナゾール<エフィナコナゾール

治験における「爪白癬(爪水虫)完全治癒率」は両者同程度となっています。

「クレナフィン爪外用液」によって完治する患者様も確かにいらっしゃいますが、爪の厚みがあるケースでは効きにくいのが現状です。
こういったケースにおける「ルコナック爪外用液」の効果に期待したいですね。

ちなみに薬価は以下の通りです。

「クレナフィン爪外用液」:1gあたり1657.5円
「ルコナック爪外用液」:1gあたり997.8円

「クレナフィン爪外用液」は1本あたり3.56gなので「5900.7円(3割負担の方で1770円)」
「ルコナック爪外用液」は1本あたり3.5gなので「3492.3円(3割負担の方で1050円)」

これまで高価だった爪白癬(爪水虫)の外用治療が、「ルコナック爪外用液」によってより受けやすい治療になったことは大変喜ばしいことですね。
当院でも「ルコナック爪外用液」の処方を開始したいと思います。



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