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天才的発明じゃない? 試乗① BMW 523dツーリング



今日はお台場にある「BMW GROUP Tokyo Bay(東京都江東区青海2-2-15)」にて、以前から気になっていた車種を数台試乗させていただきました。春のような暖かい一日で、久しぶりに薄着で過ごせて気持ち良かったです♪

試乗は無料で、誰でも申し込むことが可能です(免許取得後1年未満の方は不可)。事前にWEBで予約しておくことができます。
BMW GROUP Tokyo Bay 試乗予約ページ

ちょうど1年前にも一度お邪魔しているのですが、今回違いを感じたのが「試乗スケジュール」でした。前回は予約した時間にならないと2台目以降に乗れなかったのですが、今回は1台目の後にすぐ2台目、そして同様にすぐ3台目に試乗させていただけました。待ち時間短縮のためか、システムを改良したようですね(平日で空いていたからかもしれませんが)。

5シリーズはセダンが2017年1月に、そしてツーリング(ワゴンボディ)が2017年6月にフルモデルチェンジしました。考えてみると、まだ新型5シリーズに乗っていなかったので、今回「523dツーリング」に試乗しました。このグレードは評判も良く、最も売れ筋とスタッフの方がおっしゃっていました。

523dツーリングには装備が異なる3種類のモデルがあるのですが、試乗モデルは「M SPORT」でした。標準モデルに対し前後バンパーが大型化されたり、ホイールが17インチ→19インチになるなど、全体的にスポーティーな設定となっています。

BMW試乗 523dツーリング-1

【BMW 523d TOURING M SPORT】
全長x全幅x高さ 4,950×1,870×1,500mm
重量 1,800Kg
トランスミッション 電子油圧制御式8速A/T
エンジン 2L 直列4気筒DOHCディーゼル
最高出力 190/4,000 PS/rpm
最大トルク 40.8/1,750~2,500 kgm/rpm

昔からワゴンボディって好きなんですよね♪ 実用一点張りじゃなく、何だかオーナーの生活自体にも「プラスα」がありそうな雰囲気が伝わって来るからかも知れません。真横から見ても美しいデザインです。決して奇抜ではありませんが、プレスラインもしっかりと、かつ滑らかに入り、メリハリのある見た目となっています。

BMW試乗 523dツーリング-2

試乗した第一印象としては「ボディ全体の剛性感が高い」です。これまでのBMWはアウディに比べると車体の剛性感でやや劣っているように感じていましたが、今回のモデルチェンジで「7シリーズ譲りの軽量・高剛性ボディ」を採用し、巻き返していると思われます。

高剛性ボディが全てにおいてプラスに作用しているようで、乗り心地も良かったです。M SPORTモデルなのでホイールが19インチになっていましたが、全くゴツゴツしておらず、非常にしなやかな乗り味となっています。

エンジンもいいですね! ディーゼルなのに特有のエンジン音、振動含めて全くわかりません。「ディーゼルエンジンは音、振動とも大きく、不快」というのは完全に過去のものとなりましたね。「最大トルク 40.8/1,750~2,500 kgm/rpm」とはアイドリングのちょっと上から、4Lの自然吸気ガソリンエンジンと同等の力が出ているのですから、遅いはずがありません。出足が非常にいいので、ストップ&ゴーも全く苦になりません。

最も関心したのが「ステアリング剛性感&フィードバックの向上」です。先代5シリーズにおける最大の弱点が「軽すぎるステアリング」だと私は考えていました(モデル、グレードによって異なるとは思いますが)。ステアリングはドライバーが直接手で握り、車の挙動を左右するパーツなので、ここが貧弱だとその車を信頼できないんですよね。それが今回の523dツーリングでは著しく向上していました! 先代M5並みとは言いませんがかなり良くなっており、「剛性感&路面情報のフィードバック」は信頼に足るものとなっていました。

ゴルファー目線で最も気になるのが、「トランクにいくつキャディーバッグが入るのか?」です。自分のバッグを実際に入れて確認したいと申し出たところ、快諾していただけました。まず横に1本、斜めに1本入れてみました。更にもう1本をバッグの上に重ねて入れられるので、トノーカバーをしても3本は入りそうです。

BMW試乗 523dツーリング-3

トランクの手前側の両サイドは、軽くですがえぐられているため、キャディーバッグの横積みが可能になっています。

BMW試乗 523dツーリング-4

トノーカバーを外せば、ワゴン車ですから4本詰めると思いますが、「外したトノーカバーはどうするの?」という問題が残ります。一軒家にお住いの方は全く問題ないと思います。私も以前は一軒家住まいだったため、外したトノーカバーは家の中に入れておくことができました。

しかし今はマンション住まいなので、結構重いトノーカバー(場合によってはラゲッジネットも併せて)を上の階まで持っていくのは大変です。

実はNEW 5シリーズのツーリングが発売された際に、ある試乗記に「今回のモデルはトランク下に外したトノーカバーを収納できる」と書いてあったのです。私は元々ワゴン車に数台乗った経験があり、外した後の不便さも良くわかっていたため、この記事を読んで「それはすごい!」と思ったのですが、実際に収納した写真を見たことがありませんでした。今回の試乗では是非この点を確かめたかったので、念願叶ってよかったです♪

見てください! 外したトノーカバーとラゲッジネットがスッポリと収まっています。これはすごい! 痒い所に手が届く天才的な発明です。

BMW試乗 523dツーリング-5

別の角度からもう1枚。手前がラゲッジネット、奥がトノーカバーです。

BMW試乗 523dツーリング-6

「どの車を買おうか?」と考えている方の場合、最終的な決断がこういった細かな点で左右されることって結構あるのではないでしょうか? しかしながら、BMWのパンフレットにはこの「床下収納」の紹介が一切されてないんですよね。これは残念です。

分かる人にはすごく響くポイントなだけに、「もっとしっかりアピールすればいいのに!」と思いました。



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