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【セミナー】ユーザーズミーティングに参加しました



本日は年1回のイベントである「シネロン・キャンデラ ユーザーズミーティング2018」に参加してきました。開催場所が東京国際フォーラムだったので、東京駅からも徒歩で行けました。

例年、ユーザーズミーティングの内容はレーザー治療に関して著名な先生方のご講演が中心ですが、今年は「重大な医療法改正」に合わせた対策セミナーもありました。

医療法改正の主な内容は「医療広告ガイドライン(広告規制)」です。これまで医療機関のWEBサイト(ホームページ)は「広報」という扱いで、「医療法の定めるところの広告に該当しない」とされてきました。従って、あまりにも度を越した内容や誤解を招く恐れのある内容でなければ、基本的にWEBサイトの内容は制限がありませんでした(自主規制の範疇)。

それが今年の6月1日から医療機関のWEBサイトにも「医療法による広告規制」がかかるようになります。具体的には「広告が禁止されている事項(ネガティブリスト)」、「広告可能な事項(ポジティブリスト13項目)」、および「ポジティブリスト以外を掲載するための限定解除要件」を吟味しつつWEBサイトの内容を検討していく必要があります。

「医療法による広告規制」を遵守したWEBサイトがどのようなものになるかと言いますと、「これまでに比べ情報が非常に乏しいWEBサイト」になります。保険診療の内容であっても制限がかかりますし、自費診療に関しては記載内容を極端に減らさざるを得ないと思われます。

患者様を誤った情報から保護するための医療法改正という趣旨は十分理解できるのですが、必要とされている情報までが届かなくなるというのは残念でなりません。

「医療法による広告規制」に違反した場合には、罰則や行政処分の対象となるため、当院でも規制に沿った内容にWEBサイトを変更していこうと思います。

ここからはガラッと変わって、医療機器の話です。本日の会場にシネロン・キャンデラが取り扱っている製品が展示されていたのですが、その中で興味深かったのが「ダブリン7」という紫外線照射治療器です。

ダブリン7シリーズ

こちらの光源は「ナローバンドUVB(311nm)」で、三面鏡のように展開する構造となっています。製品自体はコンパクトですし、前面・後面の2回照射で全身に当てられるので、アトピー性皮膚炎や尋常性乾癬など広範囲に病変が出る疾患に対して使いやすそうです。

同系統の治療器として当院ではすでに「エキシライトマイクロ(ターゲット型UVB照射器)」が稼働していますが、できればダブリン7のように全身型治療器も欲しいと思っていました。

光線治療室のスペースを整理すれば何とか置けそうなので、ダブリン7を検討してみたいと思います。



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