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ニキビで生きる希望を失いつつあります 治りますか?



患者様よりお問い合わせを頂きました。

ニキビでとても悩んでいます。

良くなったり悪くなったりの繰り返しで、以前、地元の皮膚科で軟膏をもらったり、硫黄のローションをもらったりと試したのですが、硫黄は肌がカサカサになり、肝心のニキビは治りませんでした。他の病院にも行き、2年ほどロコイドとアクアチムクリームをつけ続けましたが、良くならないままです。そして2019年の5月くらいからニキビが増加し、赤みが増してしまい、そのまま処方のクリームを付けていましたが、どんどん赤みが増し、年末には顔全体の皮がポロポロむけ始めてしまいました。

これから結婚式を控えているのに、こんな顔ではドレスも着れないし、5月には前撮りがあるのですが化粧では隠しきれないので途方に暮れてしまい、迷った挙句、ブライダルサロンに1月から通い、2回ほどレインボーシャワーという光を当てる施術をし、化粧水等も敏感肌用に変えました。夜に飲む、ザクロエキスの粉末剤(女性ホルモンを整えるため)も飲むように言われ飲んでいます。

2ヶ月が経ちますが、少しは良くなったような気がしたのですが、肌は乾燥しており、でもニキビはここ最近で今までで一番酷くなり、今まで無かったような大きなニキビがボコボコと出てきてしまい、どうしたら良いのか分からず、生きる希望さえも失いつつあります。結婚式どころか、人にも会いたくなくなってきて、辛く、涙が出てきてしまいます。

長期戦になることは覚悟していましたが、お金を出しているのに効果を実感できない悲しさが余計に辛くなっております。でも5月の前撮りまで時間もないし、これ以上どうしたらいいのかわかりません。

エステの施術は契約してしまったので月に1度ほど光を当てに行く予定ですが、そのような中でも、こちらの病院でも診てもらえますか? そして、どうしたらよいのか相談に乗ってもらえるのでしょうか?

今までの皮膚科では、ニキビだからね、これ付けてみてとゆうだけで、化粧水や保湿クリームの間のどのタイミングで塗るべきなのかも分からず、また軟膏はステロイド剤が強いと、また肌がボロボロになる気がして心配です。

化粧することは保湿や、紫外線、花粉の付着を防ぐ役目もあるから、無防備でいるよりは付けてくださいと言われたのですが、化粧をすると乾燥が増す感じと、皮脂詰まりが気になって、今はしていません。そういった化粧の使用のことも相談できるのでしょうか?

自費診療で治るものなら、それも受けたいと思っていますが、まずは保険診療内でどこまで治せそうなのか知りたいです。

毎日混んでいるようなので、初診でここまで相談に乗っていただけるのか不安で連絡させていただきました。

ストレスを減らすのがいいのは分かっているのですが、ニキビがあることが既にストレスで本当に参ってしまいそうです。

何卒良い案を教えて下さい。どうかよろしくお願い致します。

当院からの返信です。

〇〇様

お問い合わせありがとうございます。
松島皮膚科医院の松島弘典です。

お問い合わせの「ニキビ治療」について回答いたします。

まず結論から申し上げますと、当院での治療によって◯◯様のお悩みを解決、もしくは大幅に軽減できると思います。

日本におけるニキビ治療はこの約10年間で大きく変化し、それ以前の抗生剤一辺倒の時代から比べると治療効果も劇的に向上しています。

近年発売され普及しつつあるアダパレンや過酸化ベンゾイルを含むニキビの外用剤は、その治療効果は強力ではあるものの、使いこなすためには知識と経験を必要とするため、皮膚科医の中でも「積極的に使用する医師・しない医師」に分かれてしまっている印象があります。今回記載して頂いた情報を拝見した限りでは、新しいタイプの治療薬は含まれておりません。

当院では保険診療で選択することができる全ての薬剤を採用し、積極的にニキビ治療に取り組んでおります。また治療ポリシーとして「保険診療の効果を最大限発揮させることを最優先とする」としています。ニキビに有効な自費診療も多数ご用意しておりますが、それらは患者様からご要望があった場合にのみご案内しており、自費診療を無理強いすることは決してございません。

ご来院いただいた際には、「ニキビの原因・発症メカニズム」、「治療内容(治療プログラムの説明)」、「治療の道筋(どのような経過をたどって、どこがゴールなのか)」について説明させていただきます。

エステサロン施術につきましては、その内容を精査し、保険治療に影響が出ないようであれば併用していただけても問題ございません。

化粧に関しては、当院では厳しく制限することは行っておらず、一般的なものであれば問題ないと考えています。実際に当院の患者様は普通に化粧をしつつ、ニキビもきちんと改善しております。

5月のご予定もあるようですので、治療を開始するのであれば早いほうが宜しいかと存じます。

回答は以上となります。
ご検討ください。

どうぞ宜しくお願いします。

【追記】
この問い合わせは2020年2月下旬に頂いたものです。その後当院に受診され、保険診療によるニキビ治療を開始されました。約2ヶ月間の治療で赤ニキビはほぼ消失し、安定した状態となりました。5月の前撮りに間に合って、本当に良かったと思います。

保険診療のみでご満足いただける結果となったため、自費診療は必要ありませんでした。



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