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デュピクセント「ペン」が発売されました!



待ちに待った「デュピクセント皮下注300mgペン」が発売となり、当院にも納品されました!
(下の写真は指導用の模型です)

デュピクセント ペン(指導用) 

以下、「デュピクセントを使用される患者さんへ(第6版)ーアトピー性皮膚炎ー」より抜粋してご紹介します。

従来のシリンジタイプは下図のような補助具にセットしてから自己注射を行っていました。「シリンジタイプ+補助具」でも概ね問題はないのですが、時々液漏れのトラブルを患者様からご報告いただくこともあったため、より簡便な自己注射が可能となるペンタイプはより治療継続性を高めてくれると思われます。

デュピクセント ペン-1

デュピクセント ペン-2

ペンタイプは「オートインジェクター」が内蔵されているため、患者様に行っていただくのは「キャップを外す→注射部位に押し当てる」だけとなります。素晴らしいです!

デュピクセント ペン-3

デュピクセント ペン-4

注射部位に押し当てると、先端から6mm針が出て皮下(真皮の下の脂肪層)まで刺さります。この6mmという針の長さは、「シリンジタイプ+補助具」の場合と同じです。その後はオートインジェクターによって、自動的に薬液が注入されていきます。押し当てているべき時間(秒数)は「確認窓の全体が黄色に変わってから、ゆっくり5秒数える」、もしくは「押し当ててから20秒」となるため、どちらにするか決めておいた方が迷わなくてすみそうですね。

デュピクセント ペン-5

ペンタイプにおける唯一のデメリットは、オートインジェクターであるため「途中で止めることができない」という点です。注入完了前に誤って抜いてしまうと、高価な薬液がポタポタと出続けてしまうこととなります。これは非常に残念な結果となってしまうため、前述の「押し当てているべき時間」は毎回しっかりと意識していただければと思います。

デュピクセント ペン-6

当院においてシリンジタイプは全て処方し終わったため、院内在庫はゼロとなりました。本日からデュピクセントの処方はペンタイプのみとなります。

シリンジタイプからの切り替えでペンタイプを初めて使用する患者様には、処方前に「使用方法の部分のみ」再度説明させて頂きます(所要時間5〜10分)。どうぞ宜しくお願いします。



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