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陰嚢被角血管腫の治療 多数のご質問への回答②



患者様よりお問い合わせを頂きました。

陰嚢被角血管腫の治療についてご相談させてください。

・治療
東京に住んでおり、複数回の通院が難しいのですが、一日で治療を完了することは可能でしょうか?

・仕上がり
治療後の仕上がりはどのような感じでしょうか? ぶつぶつは消えるが、赤みは残るのか、赤み自体もなくなるでしょうか? 治療後の写真が掲載されておりましたが、モザイク処理されており仕上がりが分かりかねました。

・ヤグレーザーと炭酸ガスレーザーの違い
炭酸ガスレーザーを用いた血管腫の治療を行っている医院がございましたが、ヤグレーザーと比較してどちらが綺麗な仕上がりになりますか?

・治療費
広範囲に血管腫があることから、一律料金の右側(5万円)+左側(5万円)の10万円(税別)になると考えておりますが、認識にお間違いないでしょうか?

どうぞよろしくお願い致します。

当院からの返信です。

〇〇様

お問い合わせいただきありがとうございます。
松島皮膚科医院の松島弘典です。

陰嚢被角血管腫の治療について、ご質問の項目ごとに回答いたします。

【治療】
当院における本疾患の治療の流れは下記の通りとなります。大変申し訳ございませんが、初診日に全治療を完了させることができません。

大まかな流れとしましては、初診日に「診察→説明→対面で同意書を頂いてからのご予約」、施術ご予約日に「治療」となります。

当院の一般診察日は「月・水・金曜日の午前・午後、および土曜日の午前」、予約制処置日が「火曜日の午前・午後、および第3土曜日の午後(土曜日は変動する場合があります)」となっていますので、まずは一般診察日に初診としてご来院下さい。初診時にご注意いただきたい点などをまとめました下記ページもご参照ください。

初めて受診される方へ

【仕上がり】
治療後は病変自体がなくなるため、隆起、赤み共に無くなります。通常の皮膚色、もしくはやや白っぽい色調(大型の病変に対しレーザー照射を行うと発生する熱量が大きくなり、皮膚へのダメージが強くなるため)となります。

WEBサイト上の写真は、治療部位が局部ということもあり、モザイク処理してあります。診察時にはモザイクなしの臨床写真をご覧いただけます。

【レーザーの種類による結果の違い】
陰嚢被角血管腫におけるロングパルスYAGレーザーと炭酸ガスレーザーによる治療結果の差は、ほとんどないと思われます。レーザーの種類というよりも、「機器のセッティング(出力など)」と「術者の技量」により結果が左右されると考えています。

【治療費】
治療費はご指摘の通り、「一律料金の右側(5万円)+左側(5万円)の10万円(税別)」となっております(別途、再診料が税込1,100円です)。

通常の流れですと、まず1万円の範囲をテスト照射として無麻酔でお受け頂いております。テスト照射の目的の1つは「全体照射も無麻酔にするか、それとも注射による麻酔を希望する」というご判断を頂くためです。もう1つは「治療効果を実際に体験し、結果にご納得頂いてから、全体照射をお受け頂きたい」という点です。

ご都合により通院回数を抑えたいということであれば、「テスト照射」や「1ヶ月目の経過観察」を省略し下記のスケジュールとなります。
・初診日
・治療日
・最終経過観察日(治療日から2〜3ヶ月後)

回答は以上となります。
ご検討ください。

どうぞ宜しくお願いします。



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