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2022年日本皮膚科学会総会で講演を行ってきました



約1週間前の6月4日(土)〜5日(日)は、京都で開催された「第121回 日本皮膚科学会総会」に参加してきました。

コロナ禍において学会もハイブリッド形式(現地開催+オンライン視聴可)が急速に普及しました。本学会もハイブリッド形式だったので、自宅から参加することも可能でしたが、講演依頼を頂いたため現地参加となりました。

6月3日(金)、4日(土)は休診となり患者様にはご迷惑をお掛けしましたが、「総会で発表するチャンス」というのはそうそう頂けるものではありませんので、今回は学会発表を優先させていただきました。

日本皮膚科学会総会2022-1

朝早いモーニングセミナーにもかかわらず、大勢の先生方にお越し頂けてありがたかったです。私の演題は「スキャナー付き炭酸ガスレーザーCO2REの臨床応用」というタイトルでした。

日本皮膚科学会総会2022-2

一般的な炭酸ガスレーザーは術者が素早くハンドピースを動かして病変を蒸散していくのですが(削っていくイメージです)、当院のCO2REは「設定した大きさ・形となるようデジタル制御で正確にレーザー光が照射され、蒸散することが可能」という高性能なレーザー医療機器です。当院では約11年の使用経験があります。

下に講演でも使用した1枚のスライドをご紹介します。これは茄子表面に「スキャナー付き炭酸ガスレーザーCO2RE」を照射した様子です。外周から円を描きながら、中心に向かって炭酸ガスレーザーが照射され、最終的には均一な深さで削られた直径8mmの円形が出来上がります。この精密さは一般的な炭酸ガスレーザーでは再現できません。

このデモンストレーションでは円形を選択して照射しましたが、正方形、長方形、三角形、六角形、線形などもありますし、大きさも任意で決めることができます。

日本皮膚科学会総会2022-4

下のスライドは当院における「スキャナー付き炭酸ガスレーザーCO2RE」での治療対象疾患を示したものです。講演では黄色に色付けされた疾患の治療方法について説明しました。

日本皮膚科学会総会2022-3

・黒子(ホクロ)
・汗管腫
・黄色腫
・ざ瘡瘢痕(ニキビ後の凹み)
・水痘瘢痕
・開大毛孔
・スキンタッグ
・フォアダイス状態
・巻爪(マチワイヤMD治療)
・脂漏性角化症
・疣贅(イボ)
・脂腺増殖症
・表皮母斑
・稗粒腫
・血管線維腫
・シワ
・傷痕

このような疾患・症状の治療をご希望の際には、是非一度ご来院ください。診察の上、治療方法について説明させていただきます。

どうぞ宜しくお願いします。



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