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陰部に生じた被角血管腫の治療統計2025-11:最多はなんと東京都よりご来院!

陰部に生じる被角血管腫の場合、圧倒的に男性が多いですが、女性にも発症するケースがあります。男性は陰嚢、女性は大陰唇に多発します。

治療開始してからかなりの年数が経ちますので、2025年11月末日までの「治療済みの患者様」がどちらからいらっしゃったのかについてまとめてみました。

陰部の被角血管腫治療統計2025-11

ランキング的には以下の通りです。
1位:東京都 34名
2位:千葉県 16名
3位:神奈川県 12名
4位:埼玉県 7名
その他:5名以下の県が多数

遠方から多数の患者様にご来院いただきました。大変感謝しております!

陰部に生じる被角血管腫に対する皮膚科医の認識は、「良性疾患(良性腫瘍)であり緊急性はなく、基本的に治療の必要性なし」というものです。本疾患に対するロングパルスYAGレーザー治療を始める前は、恥ずかしながら、私自身もそのように考えていました。

「他の皮膚科で診断はしてもらったものの、治療はできない(行っていない)と断られました」といった理由で当院に受診される患者様が大勢いらっしゃるのも、前述のような認識に起因しているものと考えられます。

患者様から「〇〇県に住んでいるのですが、この県内で陰部に生じる被角血管腫の治療が受けられる医療機関をご存知でしたら教えてください」とお問い合わせを頂くことがよくあります。

しかし、残念ながら、このようなご質問に対して的確にご返信することができません。そもそも陰部に生じる被角血管腫の治療を行っている医療機関が極端に少ない上、また医療機関同士における「いわゆる横の繋がり」のようなものもないためです。従って、他の医療機関の情報を入手する手段というのは「インターネット頼り」ということになるため、患者様ご自身が検索によって得られる情報以上のものは持ち合わせておりません。

このような理由から、前述のようなご質問に対しては、「地元の医療機関を検索し、ネット・メールなどで複数問い合わせるご苦労を考えると、遠方ではありますが当院にお越しいただいた方が良い(早い)かもしれません。通院も3回で完了します」と返答しています。

3回通院のスケジュールは以下のようになります。
第1回目(初診日):診察、診断、病状・治療説明、治療日のご予約、および注意事項説明
第2回目(治療日):診察、ロングパルスYAGレーザー治療、および術後説明
第3回目(追加治療日):診察、必要があれば追加レーザー治療、および術後説明

費用は「11万円(陰嚢全体、もしくは大陰唇全体が対象)(税込)」、および再診料「1,100円(税込)」のみで、その他の費用は必要ありません。第3回目来院時に必要なのは再診療のみで、追加レーザー治療の費用は頂いておりません(初回の11万円に含まれています)。
(注意事項:費用に関する情報は当記事投稿日のものであり、将来的に変更となる場合があります)

今回の統計結果のように、かなりの遠方からもお越しいただけた要因としては、「治療実績」、「高い治療効果」に加え、「見通せる通院回数」や「明朗会計」などもあるのではないかと考えています。

当院では陰部に生じる被角血管腫の場合、男性でも女性でも対応可能です。
本疾患でお悩みの方は、ぜひ一度ご来院ください。

よろしくお願いします。

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