症状・お悩みから探す(汗管腫・眼瞼黄色腫・フォアダイス状態)

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汗管腫(かんかんしゅ)

エクリン汗腺の増殖によって直径3〜5mmの小さく盛り上がった病変が、顔面(特に眼囲)、頚部、時に躯幹に多発する良性腫瘍です。通常、30個以上病変が認められ、1カ所ずつの切除は不可能なため、病変部分をレーザー治療によって蒸散して隆起の改善を図ります。

局所麻酔の上、レーザー治療によって病変を1カ所ずつくり抜くように蒸散すると、皮膚内のエクリン汗腺の増殖がなくなります。治療後、皮膚の再生過程において、蒸散部分が正常な皮膚組織に置き換わるため、その結果、元々の隆起が改善されます。

治療方法


眼瞼黄色腫(がんけんおうしょくしゅ)

上下眼瞼に白黄色調の結節(塊のこと)を生じた状態で、小さいもので直径3mm程度、大きいものとなると数cmに達します。皮膚内が脂質を貪食した泡沫細胞によって埋め尽くされているため白黄色調を呈します。

眼瞼黄色腫はほとんどのケースにおいて高脂血症を伴いません(一部の方には高コレステロール血症が認められます)。ちなみに黄色腫は眼瞼だけでなく、体の様々な部分に生じ、それぞれ結節性黄色腫、発疹性黄色腫、腱黄色腫と呼ばれます。眼瞼黄色腫以外の黄色腫においては、基本的に高コレステロール血症、高トリグリセリド(中性脂肪)血症、糖尿病などが原因となっているため、原疾患の治療が優先となります。

眼瞼黄色腫の治療は、「手術によって除去する(切除&縫縮)」もしくは「レーザー治療による蒸散」です。

レーザー治療の場合は、局所麻酔を行った後に、白黄色部分を蒸散していきます。治療後は浅い皮膚潰瘍となるため、皮膚の再生治療を徹底的に行って頂く必要があります。具体的には「湿潤療法」といって、約2週間は皮膚を乾燥させないように抗生物質入り軟膏と特殊テープで湿潤環境を保って頂きます。湿潤療法をしっかり行って頂くことによって、速やかな皮膚の再生を促すことが目的です。

治療方法


フォアダイス状態

粘膜内部の脂腺が増殖し、直径1〜2mmの白色小結節が多発した状態を指します。分かりやすく表現すると、「白いプツプツがたくさん出来て、数の子のように見える」状態です。

治療は「レーザー治療による蒸散」となりますが、白色小結節を全て取り除くことは難しく、あくまでも数を減らすことを目的とした治療となります。

治療方法

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