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12.22018
プラズマ治療の可能性は私の想像以上でした!
今日はなかなか忙しい1日でした。まず午前中にザ・プリンスパークタワー東京(港区芝公園)で行われている「第82回日本皮膚科学会東京支部学術大会」に参加し、昼過ぎからは「PLASMA Lunch Meeting 2018(ブルーオーシャン(株)主催)」に出席しました。
PLASMAの方は品川駅に直結しているストリングスホテル東京インターコンチネンタル(港区港南)で行われました。10番線以上あるため、品川駅はさすがに幅広ですね。
プラズマ治療機(NeoGen)は当院には今年の2月に納品され、現在では当院の主力機種となっています。まだWEBサイトには載せていないのですが、適応のある患者様にはご案内しています。治療の対象となる疾患・症状は「活動性ニキビ(ざ瘡)、ニキビ痕(陥凹性瘢痕)、難治性オデキ(毛嚢炎)、毛穴の開き(開大毛孔)、肝斑、炎症後色素沈着、小じわ」など多岐に渡ります。
Lunch Meetingは「プラズマ治療 最新アップデート(理論とアジア臨床現場の最新動向)」という内容で、理論部分を平田孝道先生(東京都市大学 工学部医用工学科 教授)が、最新動向をSteve Sutcliffe氏(ENERGIST社 アジアセールスマネージャー)が担当されました。
平田先生はプラズマの専門家であり、プラズマの特性や実際に皮膚に対してどのように作用しているのかについて分かりやすくご解説いただきました。プラズマの医療応用に関して解説している教科書などは現状では存在しないため、より深くプラズマについて知ることができ大変貴重なご講演でした。
Steve氏はアジアセールスマネージャーだけあって各国の現場事情に精通されており、「中国では施術後に赤みなどが残らないと治療を受けたと患者様に認識されないため強めの照射が行われ、インドネシアではダウンタイムは好まれない」など興味深いお話が盛りだくさんでした。
中でも「白人種はスキンタイプ的に炎症後色素沈着を生じにくいため、かなり強めの照射が可能」とのことで、プラズマ治療単独でシワやタルミがはっきりと改善した症例をたくさん見せていただけました。そのままのプロトコールで日本人に治療するのは難しいと思いますが、プラズマ治療の大いなる可能性を感じることができましたし、なんとかプロトコール調整や他治療との併用にて当院でも同様の結果を出せるようにしたいところです。
ブルーオーシャンの皆様、本日はどうもありがとうございました。
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