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7.192018
NEW MINI COOPER S (2018) & CLUBMAN 試乗
今日はMINIを試乗してきました! 生まれて初めてMINIを運転するので、「MINIってよくゴーカート・フィーリングって言われるけど、どんな車なんだろうか?」と興味津々でした。
ゴーカート・フィーリングと聞くと、「ハンドル切ったらキビキビ曲がって軽快感はあるものの、サスペンションが締まっていて乗り心地は期待できなさそう」というイメージでしたが、結論から言うと「小型車ながらかなりの上質感があるいい車」でした。
試乗の希望は「MINI COOPER D CLUBMAN」でお願いしてあり、黄色いCLUBMANが用意されていました。
MINI CLUBMANは「通常のMINIをふた回りほど大きくした車」です。MINI 5 DOORが4000x1725x1445mmであるのに対し、CLUBMANは4270x1800x1470mmです。結構違いますよね!
真正面からは通常のMINIっぽく見えますが、横から見るとダックスフンドのように胴長ボディとなっています。しかも真後ろのドアが観音開きするよう2分割されているため、6 DOORという珍しい形でもあります。
スペックは以下となっています。
【MINI COOPER D CLUBMAN】
トランスミッション 8速AT
エンジン 2L 4気筒DOHCディーゼル
最高出力(kW/PS/rpm) 110/150/4000
最大トルク(Nm/rpm) 330/1750-2750
車両重量(kg) 1490
私は試乗の際に「ボディの剛性感」、「ハンドルの剛性感」、「スタートダッシュ(低速トルク)」、「乗り心地(路面からの突き上げ)」を主にチェックしています。これら全てが高評価だと「これはいい車だ」と感じることが多いためです。
今回試乗させていただいたMINI COOPER D CLUBMANは、4項目全てが高得点であり素晴らしかったのですが、何より驚いたのがこのボディサイズでこの性能を実現させている点です。はっきり言って4270x1800mmの車から得られるフィーリングとしては反則技です(笑)。「惚れてまうやろ〜」という芸人の決め台詞を思い出したほどです。車格的には4750x1850mm程度の上質感ですね。CLUBMANは「MINIの形をしたBMW」という表現にも納得です。
それでいて小型車らしいキビキビ感があり、運転した感じも軽快で楽しかったです。ただし、後述するMINI 5 DOORのようなゴーカート・フィーリングはさすがになく、MINI 5 DOORに比べCLUBMANは3割ほどスローテンポな印象でしたね。それでも私的にはCLUBMANのフィーリングが丁度良かったので、全く問題なし!
今回試乗したCLUBMANの上位車種として「MINI COOPER SD CLUBMAN」があり、エンジンの排気量は同一ながらチューニングの差で「最高出力(kW/PS/rpm) 140/190/4000、最大トルク(Nm/rpm) 400/1750-2500」となっています。車両重量もタイヤサイズも同一です。となれば、もっといいはずですよね♪ 自分が選ぶならこちらかなと思います。
次は、予定していなかったのですが、「こちらもどうですか?」ということで、「MINI COOPER S 5 DOOR」も試乗させていただきました。通常のMINIは今年マイナーチェンジされ、外装、内装、装備ともに充実したとのことでした。下の写真は試乗した車とは別になりますが、5 DOORモデルです。MINIらしくて可愛いです♪
試乗した車は、下のような「CITY Style」というパッケージが組み込まれたモデルで、ボディカラーも含め写真と全く同じでした。
スペックは以下となっています。
【MINI COOPER S 5 DOOR】
トランスミッション 7速DCT
エンジン 2L 4気筒DOHCガソリン
最高出力(kW/PS/rpm) 141/192/5000
最大トルク(Nm/rpm) 280/1350-4600
車両重量(kg) 1320
5 DOORはまさにゴーカート・フィーリングでした! ちょっとハンドルを切っただけで、車がキュッと向きを変えます。3 DOORバージョンはより全長、ホイールベース共に短いためもっと反応がいいのでしょうが、私的には5 DOORでもすごいと感じました。
ただし乗り心地はCLUBMANの方が好ましく、5 DOORは路面の起伏をコツコツと伝えてくるのが気になりました。5 DOORは「CITY Styleパッケージ」のためCLUBMANに対し1インチ大きい18インチホイール、またランフラットタイヤを装着していました。乗り心地の差が何に起因するのかは、パッケージ未装着の5 DOORに乗ってみないとわかりませんが、5 DOORそのものの味付けというよりもオプションパッケージの影響が大きそうでした。
今回の試乗で「MINIは小さいながらも質感、動力性能ともに高く、大変魅力的な車」ということを実感しました。3 DOOR・5 DOOR・CLUBMANというボディスタイルの選択は好みや用途によると思いますが、エンジンはディーゼルがいいと思いましたね。BMW製ディーゼルエンジンは秀逸で、自分でも買うならディーゼル一択だと思った次第です。
MINIスタッフの皆様、本日はありがとうございました。
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