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アトピー性皮膚炎講演会の座長を務めてきました:イブグリース2025



2025年10月28日にアトピー性皮膚炎(以下、AD)に対する注射治療薬の講演会があり、その会の座長を務めてきました。現在、重症ADに対する注射治療薬(生物学的製剤)は4種類あり、当院でも全ての治療薬を使用しています。今回主題のイブグリースは4種類の中の1つであり、最も新しい薬剤となります。

イブグリース 講演会座長 2025

ご講演を賜ったのは、香川県でご活躍されている武岡伸太郎先生でした。

・ADに対する注射治療薬(生物学的製剤)の使用に適した患者像
・10年、20年といった長期的なAD安定化、QOL向上を目標とした治療戦略
・イブグリースの基本的な薬剤特性
・既存のAD注射治療薬(生物学的製剤)と比較しても遜色無い治験データ
・Q2W→Q4Wへの切り替えの目安(私見)
・16週時点での効果不十分なケースにおいても長期使用に伴う効果増強を示したデータ
・有害事象が発生した場合の対処法(薬剤スイッチを含めて)
・ADの免疫異常に対する多角的な治療戦略
・豊富な自験例

ご講演内容は上記のごとく、大変充実した内容となっていました。

予定されていたディスカッションパートが都合により行われなくなり、時間に余裕があったため、ご講演後の質疑応答を長めに行うことができました。日々の診療で生じた自分なりの疑問点を武岡先生尋ねることもでき、大変充実感のある講演会でした。

武岡伸太郎先生、ご講演誠にありがとうございました!



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