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iMac入替 27インチディスプレイの衝撃!



私は医師になってからの22年間、ずっとApple社製のMacintoshを愛用しています。医局に入局したら、先輩が全員Macを使っていたので自然とそうなりました。

最初に買ったのは、忘れもしない「520C」というノート型です。今考えると520Cは厚くて、重くて、画面が小さかったのですが、当時はかなり気に入っていました。

その頃のApple社はMicrosoft社に押されに押され、潰れそうになっていました。その頃からずっと使っているので、Macにはかなり愛着があるんですよね。1997年にスティーブ・ジョブズ氏が復帰し、「iPod+iTunes Music Store」で音楽業界の勢力図を塗り替えることによってApple社が不死鳥のごとく蘇ったのはご存知の通りです。

話をMacに戻しますね。現在、当院では計6台のMacが稼働しています。第1〜3診察室にiMacが1台ずつ。待合室にある2つのディスプレイにスライドショーを流すためのMac miniが2台。そして、別室で画像処理を行う専用機としてMacBook Proが1台あります。

第2診察室が私の仕事場なので、どうしてもその部屋のiMacに負荷がかかります。最近、急にフリーズしたり、重要なファイルがいきなり飛んだりするようになったため、入れ替えることとしました。

ちなみに最近のMac OSには「Time Machine」というバックアップアプリが標準で内蔵されていて、以下のように作動します(Apple社公式サイトより引用)。

Time Machine は過去 24 時間分の毎時間のバックアップ、過去 1 か月分の毎日のバックアップ、過去のすべての月の 1 週間ごとのバックアップを自動的に作成します。バックアップドライブの容量がいっぱいになると、一番古いバックアップが削除されます。

Time Machineを開くと、バックアップした情報が時系列にズラーっと並び、過去に遡って希望の日付の状態にMacを復元することができます。復元はMacを丸々全体として行うこともできますし、選択したファイルだけ復元することも可能です。要するに、何も意識することなく確実にバックアップされ、何かあった時は簡単に復元できるということです。Time Machineには何度も助けられているので、本当に感謝しています!

後述しますが、Time Machineは今回のiMac入れ替えでも大活躍してくれました。

27インチiMacの入れ替え1

これが6年間使用してきたiMacです。ディスプレイは21.5インチで、1,920 x 1,080ピクセルピクセルです。

27インチiMacの入れ替え2

上の写真が新しいiMacです。周囲の備品とiMacの距離感を見ていただければ、かなり大きくなったことが一目瞭然ですね。

ディスプレイのサイズは27インチにまで広がり、5,120 x 2,880ピクセルピクセルです。ピクセル数を計算すると、21.5インチiMacは総ピクセル数200万個、27インチiMacは総ピクセル数1,470万個となります。この6年間の間に同じiMacという製品が7倍もの情報を表示できるようになったかと思うと、実に感慨深いですね。

27インチiMacの入れ替え3

この角度から見ると、27インチiMacは非常に薄く見えますね。光学式ドライブも廃止されたため、デザインもスッキリさせることができました。

27インチiMacの入れ替え4

ただしこのように見てみると、本体中央にいくに従って結構な厚みになっていることが分かります。重要なパーツを中央に集め、辺縁はスッキリさせているいいデザインだと思います。

27インチiMacの入れ替え5

実は今回の入れ替えにおいて前述のTime Machineを活用したら、これまでにないくらい簡単に済ますことができました。やり方は「古いMacでTime Machineを使ってバックアップを取っておく」→「新しいMacを始動させる際に、上記画面のようにTime Machineバックアップの情報を転送する」と選ぶだけです。

27インチiMacの入れ替え6

次の画面で転送する情報を選別することも可能です。私は全部転送して欲しかったので、全てにチェックを入れて作業を続けました。

Time MachineによるバックアップにはいつもUSB接続の外付けHDを利用しています。今回転送する情報は合計で400GB程度でした。この情報を外付けHDから転送するのに、約3時間かかりましたね。

それなりに時間はかかりましたが、人間がやらなくてはならない作業は激減しますので、本当にストレスがありません。古いMacで作成したファイルはもちろん、アプリケーションや各種設定まで全部引き継がれます。

アプリを「ダウンロード→インストール→プロダクトキーによる認証→設定」なんて1つずつやってたら、えらい時間かかりますからね!

ただOSを「Mac OS 10.6」からいきなり「Mac OS 10.12」に上げたため、作動しないアプリもいくつかありました。作動しなさそうなアプリは事前に大体わかっていたので、それらを最新のものに入れ替える作業も1時間程度で済みました。

なので「転送3時間+調整1時間」の計4時間でしたね。昔はMacの入れ替えが大変だったため嫌で嫌でしょうがなかったのですが、こんなに簡単なら「まあ、時々やってもいいかな」と思えるようになりました♪

現在、27インチiMacは安定して稼働中です。やっぱり入れ替えて良かったです!



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