アナウンスBlog

膨らんだ瘢痕にプラズマ治療は効きますか?



患者様よりお問い合わせを頂きました。

プラズマネオジェンによる傷跡治療は、ブログには載っているのですがホームページには載ってないので、もう止められてしまったのでしょうか?



何点か質問したい事があります。


・注入脂肪が針孔に残り壊死してしまい、真皮内で瘢痕化して1mmほど膨れてしまいました。そのような膨らんだ瘢痕にもハイエナジーは適応になるでしょうか?


・炎症が残っている、いわゆる瘢痕に赤みがある内は適応にならないでしょうか?


・ドラッグデリバリー効果により微小な穴が開くとの事なので、真皮内から瘢痕化してる場合、回数を重ねると正常な表皮が再生されずどんどん無くなってしまうでしょうか?

当院からの返信です。

〇〇様

お問い合わせ頂きありがとうございます。
松島皮膚科医院の松島弘典です。

プラズマ(NeoGen)による傷跡治療に関するご質問にお答えします。



Q1. プラズマ治療は現在も行っていますか?


A1. 当院WEBサイトのグランドメニューにはまだ載せていませんが、アナウンスBlogでお伝えしている通り、現在でもプラズマ治療(NeoGen PSR Evo)は行っています。



Q2. 注入脂肪が針孔に残り壊死してしまい真皮内で瘢痕化して1mmほど膨れてしまいました。そのような膨らんだ瘢痕にもハイエナジーは適応になるでしょうか?


A2. 「膨らんだ瘢痕」とは周囲の正常皮膚に比べ1mmほど盛り上がっているという意味だと思います。そのような状態は肥厚性瘢痕と呼ばれ、プラズマ治療(ハイエナジー)の適応となります。



Q3. 炎症が残っている、いわゆる瘢痕に赤みがある内は適応にならないでしょうか?


A3. 赤みが残っているほどフレッシュな状態であれば、一般的には保険診療(内服、外用、貼付、注射など)が有効なため、プラズマ治療の前にそちらを試します。保険診療もフルに活用するとかなり有用なのでお勧めですし、プラズマ治療がそれらと比べ明らかに有効とは言い切れません。

私自身の治療選択基準としましては、「出来てから日が浅く、赤みを有している肥厚性瘢痕には保険診療」を、「5〜10年以上経過し、皮膚色に落ち着いている陳旧性肥厚性瘢痕にはプラズマ治療」としています。



Q4.ドラッグデリバリー効果により微小な穴が開くとの事なので、真皮内から瘢痕化してる場合、回数を重ねると正常な表皮が再生されずどんどん無くなってしまうでしょうか?


A4. 誤解されている点があるようですので、解説させて頂きます。
解説記事内においてドラッグデリバリー効果に言及しているのは、下記部分となります。
炭酸ガスフラクショナルレーザー治療のように微小な穴が開く作用ではない点にご注意ください。
(プラズマ治療で表皮が欠損してしまうこともございません)



ーーー  ここから ーーー 

【プラズマの皮膚への作用】

□親水性の向上、ピーリング作用


プラズマの余分な角質を除去するピーリング作用により「表皮〜真皮上層(毛穴含む)環境の正常化作用」を生じ、肌のきめ、くすみ、毛穴の開き(イチゴ鼻)や黒ずみなどを改善します。また、「皮膚透過性の亢進作用」も生じるためドラッグデリバリー効果UP(施術後に塗布する美肌美容液の吸収率上昇)を実現します。

ーーー  ここまで ーーー 




なお、瘢痕化した皮膚はどのような手段を用いても、「正常皮膚と同様の構造を有した状態」には戻りません。

記事内でも解説しているように、プラズマ治療の効果は「何十年も硬く隆起し続けてきた瘢痕組織を、軟化・平坦化させる作用」となります。このような作用が得られる機器が少ないため、プラズマ治療が重宝されます。



最後にまとめますと、ご自身の状態は「出来てから日が浅く、赤みを有している肥厚性瘢痕」と考えられますので、保険診療による治療が適していると思われます。


回答は以上となります。
ご検討ください。

なお、今後の来院・受付に関する事務的なご質問は、下記までお電話にてお問い合わせください。
Tel:043-423-3552

どうぞ宜しくお願いします。



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