ドボベットゲルの特徴・塗り方・薬価・使用量上限 | 松島皮膚科医院 | 千葉 四街道の皮膚科・美容皮膚科の専門医

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ドボベットゲルの特徴・塗り方・薬価・使用量上限



長い間待っていたドボベットゲルがついに発売になりました! 当院でも早速採用し、処方も開始しています(保険適用は尋常性乾癬のみです)。

ドボベットゲル2018-1

2014年9月から国内で販売されているドボベット軟膏という尋常性乾癬治療薬があります。この薬剤は配合剤といって「ステロイド」と「活性型VitD3」の2つが主成分となっています。ドボベットゲルはドボベット軟膏から生まれた派生薬剤です。性状が軟膏ではなく、「ほぼ透明な親油性ゲル」となっています。

この「親油性ゲル」というのが本薬剤の特徴であり、実際に触ってみるとかなり油っぽいという印象です。既存のステロイド含有ローションは「水のようにさっぱりとしたローション」か「白濁した乳液状のローション」という性状だったため、それらからドボベットゲルに切り替えて使用する場合はかなり使用感が異なると思われます。

ドボベットゲルが「親油性ゲル」となったのには、おそらく製品化するための対策であったと思いますが、尋常性乾癬の患者様が使用するにあたり、「かえってこの油っぽさは良かったのではないか」という気もします。

下の「外用方法」をご覧ください。「②お薬を手のひらや指にとる」とありますね。特に「指の上にある程度の量を乗せるという使い方」ができるのも、ドボベットゲルが「親油性ゲル」だからです(既存のステロイド含有ローションではほぼできません)。頭部病変は自分では見えないため手の感覚を頼りに塗る訳ですが、これなら塗りたい場所にピンポイントに外用できますよね。

ドボベットゲル2018-2

頭部の病変には「全体をコムクロシャンプー+ひどい部分にはピンポイントでドボベットゲル」という組み合わせが良いと思います(コムクロシャンプーも当院で処方可能です)。ドボベットゲルを頭部全体に外用することもできますが、それだとかなり地肌がベトベトになりますからね。

またドボベットゲルは頭部以外の部位に使用するのも良いと思います。「夏はドボベット軟膏よりもさっぱりしているドボベットゲルの方がいい」と言って、躯幹や四肢の病変にドボベットゲルを塗り始めた患者様もいらっしゃいます。

その際の使用量については、下の「適量の目安」をご覧ください。ドボベットゲルを1円玉大出して、それを「広げた手2枚分に塗る」というのが適量です。

ドボベットゲル2018-3

ドボベット軟膏、ドボベットゲルは「使用量の上限」が設定されている薬剤です。「1週間で使用できる量は、両剤形(ドボベット軟膏、ドボベットゲル)を合わせて90gまで」となっていますので、ご注意ください。

最後に薬価のご案内です。ドボベットゲルの薬価は1gあたり247.5円、製品1本あたり15g入りなので3,712.5円です。窓口でお支払い頂く費用は、3割負担で約1,114円、1割負担で約371円となっています。ちなみに薬価、および製品の容量共にドボベット軟膏と同一です。

ドボベットゲルをご希望の方は、どうぞご来院ください。宜しくお願いします。



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