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7.102017
【注意】この多汗症治療は慎重にご検討ください!
本日、「他院にて手の平の多汗症治療を受けたものの経過が思わしくない」ということで来院された患者様がいらっしゃいました。
手技的には「マイクロニードルRF」と呼ばれる治療方法で、針を皮膚内に刺し、その部分にRF(ラジオ波)を流し皮膚内に熱ダメージを加えるというものです。
この患者様がお受けになった多汗症治療は、マイクロニードルRFを利用して「真皮・皮下脂肪組織間にある汗腺分泌部」に熱ダメージを与え、汗の分泌量を抑制するという方法です。
最大の問題となっているのは、「針刺入部位の瘢痕化」です。両手掌〜側縁にかけて、直径1.5mm程度の点状瘢痕が多数残存していました。かなり強い出力設定での治療だったことが推察されます。また、肝心の発汗量減少もほとんど認められないとのことでした。
「マイクロニードルRF」という手技自体はとても優れた方法で、私自身も2つのメーカーのそれぞれの機械によるデモンストレーションを自分の顔面に受けたことがあります。当院での採用には至りませんでしたが、皮膚の張り、たるみの改善には有益だと思いました。
もし多汗症の治療で「マイクロニードルRF」を検討されている方がいらっしゃいましたら、その医療機関での出力設定、および術後の状態に関し、担当医師に十分ご確認の上、お受けになられるのがよろしいかと思われます。
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