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11.212017
こいつは最高のゴルフギアだ! GAME GOLF-機能編
私は38歳からゴルフを始めて今年で9年目になりますが、クラブ以外にもゴルフに関する様々なギア(道具)を買ってきました。素振り用ギア、パターマット、ナビゲーション(音声方式、グラフィック表示方式)、飛距離計測器、レーザー距離計、スマホ用アプリなどいろいろですが、その中で最も役立っている、そしておすすめなのが「GAME GOLF」です。
システム構成はいたってシンプルです。下の写真にある「ベルトに引っ掛けている赤い本体」と「グリップに埋め込んでいる赤いタグ」だけです。タグは自分が持っている全てのクラブにつけておきます。
ラウンド前にやっておくべきことはこれだけです。
使い方はこうです。「使用するクラブのタグを腰の本体に近づけて、認識させてから打つ」。ただこれだけなので、いたってシンプルです。ボールのある位置に着いたら、「認識させる」ワンアクションを入れて、後は普段通りに構えて、打つ。やるべきことが単純、簡単なので、自分のプレーリズムを崩しません。
他の製品のように、「画面を開いてボタンを押す」ような複雑さがないので、負担にならないのがとてもいいです。
GAME GOLFで「タグを認識させる」操作をすると、本体がGPSを利用して「どの地点(緯度、経度)で認識したかを記録」します。ショットごとに位置情報を認識していき、ラウンド終了後にその情報をWEBサイトにアップロードすると、専用サイト上でそれらの情報が「今回のラウンド情報」として構築されます。以下のようなイメージです。
ドライバー(D)の位置情報を認識
↓
【ドライバーショットと判定(Dと4Wの位置情報からDショットの飛距離を表示)】
↓
4番ウッド(4W)の位置情報を認識
↓
【4番ウッドショットと判定(4Wと8Iの位置情報から4Wショットの飛距離を表示)】
↓
8番アイアン(8I)の位置情報を認識
↓
【8番アイアンショットと判定(8IとPの位置情報から8Iショットの飛距離を表示)】
↓
パター(P)の位置情報を認識
実際のWEBサイトではこのように表示されます。これは11月16日の千葉バーディークラブ3番ホールの結果です(26オーバー=98という不甲斐ないスコアは、一先ず横に置いておきまして・・・)
WEBサイト上では「衛星写真からのゴルフ場データ」と「GAME GOLFが集積した位置情報」を合致させ、ショットの軌跡を表示します。このホールでは4回打ちました。
・第1打 ドライバー 222y飛んでフェアウェイキープ
・第2打 4番ウッド 左に引っ掛けて77y飛んで左ラフに入った
・第3打 8番アイアン 112y飛んでグリーンオンし、ピンそばに付いた
・第4打 パター ワンパットでカップイン
画面の一番下には「3番ホール、パー4、ショット数4打、フェアウェイキープ(+)、パーオンせずパーで上がったためscrambling(+)、1パット」と、このホールの結果が表示されます。
GAME GOLFの良い点は「ラウンドの復習になる」というところです。ラウンド中に集積したデータは不備な点もあるため、そういった部分は自分で修正しなくてはなりません。「OB、池ぽちゃなどによるペナルティの追加」、「同じ地点でタグを複数回認識させた際の修正(不必要な認識の削除)」、「位置情報は認識しているもののクラブ情報が不明なため、その情報をWEBサイト上で追加する」などです。
こういった作業はスコアカードを見ながら、ラウンドを振り返りつつ行うため、良かったプレイも悪かったプレイも全部思い出します。良かったプレイは「成功体験」として、悪かったプレイは「今後の修正課題」として再度記憶されますので、ラウンドの経験値(価値と言ってもいい)が2倍になります。
また練習場では絶対に得られない「芝の上からコースボールで打った際に、それぞれのクラブがどの程度飛ぶのか」という貴重な情報が得られます。ラウンド当日であればそれぞれのショットがいい当たりだったかどうか、その時のライの状態、風の状態も覚えていますので、より実戦的な情報となります。
ここまでがラウンド単回でのメリットですが、GAME GOLFの真髄はここからです。GAME GOLFの最大のメリットは、過去のラウンド情報を蓄積して自分のゴルフの「STATS(統計)」を出してくれるところにあります。専用WEBサイトでは「INSIGHTS(洞察)」という項目をクリックすると見ることができます。
STATSの抽出方法、比較方法を変えていくとあらゆるパターンを表示できるのですが、例として以下の2つをご紹介します。
1つ目は「アプローチ」です。自分の過去15ラウンドを「青線」で、比較データとしてハンディキャップ(HC)10のプレーヤーを「黒線」で表示しています。GAME GOLFにおける私のHCは22ですので、私よりも「平均12打少なくラウンドするプレーヤー」との比較になります。
100y以内アプローチにおいてグリーンオンする確率が「HC10 62%に対し私は51%」、100〜150yでは「HC10 46%に対し私は32%」、150y以上では「HC10 28%に対し私は33%」です。150y以内のアプローチにおいて、「HC10のプレーヤーに比べショットの精度が相当低い」というのはスコアの差に直結していると考えられます。
グラフは「グリーンオンしないなら、前後左右どちらに外しているか」を示しています。長いクラブは捕まりが悪く右に外していますし、短いクラブは左に引っ掛けています。前後に関しては、「ゴルフは手前から」という言葉もありますので、オーバーよりもショートが多くになるのはわかりますが、100y以内で43%ショート(ちなみにHC10だと25%のみ!)は多すぎますね。
STATS例の2つ目は「クラブパフォーマンス」です。私自身は各クラブの飛距離の目安を「6I 150y」、「7I 140y」、「8I 130y」、「9I 120y」と考えていますが、実際に飛んでいる距離は異なっています。
7Iと9Iは想定飛距離と実飛距離は誤差範囲と言える程度のもですが、6Iでは5yも飛んでおらず、8Iに至っては13yも短く、なんと9Iよりも飛んでいません。これには驚きですね。
打つ前にワンアクション入れるだけで、得られる情報は無限大!
やっぱりGAME GOLFは最高のゴルフギアです!!
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