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【マッサージピール】類似の治療方法と何が違うの?



前回、「肌のハリ感がなくなってくる」、「シワ、タルミが目立ってくる」という症状は主に真皮の問題であり、「真皮の厚みが減少する」、もしくは「厚みは保たれていても、真皮を構成している各成分の密度が低下している」ことが原因であるということをお話ししました。

従って真皮に作用する治療を行い、「真皮の構成成分を産生している細胞(線維芽細胞)を刺激し、その産生量をUPさせる」ことが「ハリ感」や「シワ・タルミ」の治療につながるというわけです。

このような効果を期待した治療方法というのは、これまでにも数多く存在しています(当院で行なっている治療方法を以下にまとめてみました)。

真皮を回復させるための治療方法一覧-1

■ビタミンによる刺激:超音波イオン導入
■レーザーによる刺激:リフトアップレーザー
■高周波による刺激:サーマクールCPT、ペレヴェ
■成長因子による刺激:PRP(多血小板血漿)注入療法
■気体による刺激:炭酸ガスメソセラピー
■損傷による刺激:フラクショナルレーザー

これまでの「真皮の活性化を目的とした治療方法」では、「医療機器」や「高額な消耗品」、もしくは「専用キット」がなければ真皮にアプローチすることができませんでした。

なぜなら、「真皮を活性化させるために、真皮内には刺激を与えたいのだけれども、表皮にはなるべく傷をつけたくない」という事情があるからです。

表皮を傷つけて炎症症状を起こしてしまうと、その後に「かさぶた」や「炎症後色素沈着」を生じることとなります。こういった治療は「DownTimeを伴う治療」と呼ばれています。

それに対して、施術後、日常生活に支障が出ない治療は「No Down Time」と表現されます。

真皮の活性化を目的とした治療では、患者様から「No Down Time」が求められます(フラクショナルレーザーは例外です)。

つまり「No Down Time」を実現するために、「医療機器」や「高額な消耗品」、もしくは「専用キット」を用いて真皮にアプローチしているわけです。そして、それらは当然、治療費に跳ね返ります。

マッサージピールの優れた特徴は、「No Down Timeでありながら、医療機器、高額な消耗品、専用キットを何も必要としない」という点です。

マッサージしながら薬液を塗るだけでOKなのです!

真皮を回復させるための治療方法一覧-2

これまで様々な方法を駆使して「表皮を傷めず、真皮を刺激しよう」と努力してきた医師側からすると、マッサージピールの「薬液を塗るだけ」という治療方法は大変画期的です。このジャンルの勢力図が変わってきたという実感がありますね。

昨年(2017年)多くの医療機関がマッサージピールを採用するに至った理由が良く分かります。

最後に、マッサージピールの特徴をまとめます。

□安価(医療機器、高額な消耗品、専用キットを使用しないため、費用設定を抑えることが可能です)
□簡便(マッサージしながら薬液を塗るだけでOKです)
□短時間(顔面であれば施術時間は約10分です)
□No Down Time(施術後に内出血やかさぶたを生じることはありません。お化粧も可能です)



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