アナウンスBlog

大トロのさらに上! 試乗② BMW M760Li xDrive



お台場にある「BMW GROUP Tokyo Bay(東京都江東区青海2-2-15)」での試乗2台目は「M760Li xDrive」です。1台目の試乗記は下記ページをご覧ください。
天才的発明じゃない? 試乗① BMW 523dツーリング

今日ここに来た最大の目的がこの車です。V12を積んだフラッグシップを誰にでも試乗させるってすごいと思います。BMWさん太っ腹♪

BMW M760Li-1

全長が5,250mmもあるのに、真横から見ても間延びしたデザインになっていません。大径ホイールも手伝って、フルサイズセダンながらスポーティーさを感じさせます。

BMW M760Li-2

ボディーカラーはマットブラックでした。最近見かけるようになったマットカラーですが、私自身は結構好きですね。マットブラックやマットグレーなどは戦闘機をイメージさせるので、走り重視の車には似合うと思います。

ただセールスの方は「マットカラーの車を買ったら、高圧洗浄機には入れないほうがいい」と言っていました。塗装面がソリッド系、メタリック系と比べて、弱いのかもしれませんね。

BMW M760Li-3

Cピラーに貼られている「V12エンブレム」です。ユーザーさんは大枚叩いて買うのですから、もっと目立たせてもいいくらいですね。

BMW M760Li-4

【BMW M760Li xDrive】
全長x全幅x高さ 5,250×1,900×1,485mm
重量 2,320Kg
トランスミッション 電子油圧制御式8速A/T
エンジン 6.6L V型12気筒DOHCガソリン
最高出力 610/5,500 PS/rpm
最大トルク 81.6/1,550~5,000 kgm/rpm

運転した感想を言うと、「良い」とか「すごい」じゃないんです。「笑える」です。あまりにも常識はずれなパワーに、思わず笑ってしまいます。

私自身、日常的に「4L 560PS」の車に乗っているので、ハイパワー車には慣れているつもりでしたが、M760Li xDriveは次元が違いました。「610PS」というよりも、「6.6L」という排気量の違いが大きのでしょうね。「どこまで加速し続けるんだ!?」と思えるエネルギーを、ガソリン燃やして作り出している感じじゃないです。なんか、もっとこう制御不能なもの、例えばマグマのような恐ろしいものが動力源になっているように思えましたし、見てはいけない深淵を覗いているような恐怖感がありました。2,320Kgもあるのに、0-100km/h加速3.7秒は伊達じゃないです。

クルマ好きの方は、是非一度乗ってみたほうがいいですよ。自分の中にある車に対する物差しが変わると思います。試乗車は入れ替わりますから、この貴重なV12がいつまでもあるとは思えませんので。

7シリーズ自体がマグロでいうと「中トロ」以上です。「ドアを開けて閉める、シートに座る、ハンドルを握る、10mほど走らせる」、この時点で極上の車であることがわかるはずです。

7シリーズのうち3種類をこれまで試乗して来ました。「740i(直6)」が中トロ、「750Li(V8)」が大トロに相当する印象です。今回の「M760Li xDrive(V12)」はというと、大トロのさらに上に位置しており、「規格外」という表現がぴったりの車でした!



関連記事


ページ上部へ戻る